アサヒ(Asahi)の株主優待は廃止・配当に集約で平均より高めの利回り【2502】

傘下に「アサヒビール」、「アサヒ飲料」、「カルピス」、「ニッカ」などを持つアサヒグループホールディングス(2502)、株主優待制度の自社グループ商品を廃止しています。業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

アサヒグループホールディングスのPOINT
  • 株主優待制度は配当に集約で廃止
  • 配当は連続増配で推移
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株価情報と株主優待

アサヒグループホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年10月25日終値時点)

株価:1,825.5円
予想PER:14.38倍
PBR:0.98倍
予想EPS:126.97円
時価総額:2兆7,766億円

最新の株価参考:アサヒグループホールディングス(株)【2502】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について(廃止)

株主優待制度は「グループ会社の商品など」を実施していましたが、2023年12月を最後に廃止しています。

保有株式数優待内容
100株以上 500株未満自社グループ商品(1,000円相当)
500株以上 1,000株未満自社グループ商品(2,000円相当)
1,000株以上自社グループ商品(3,000円相当)

優待廃止理由

公平な利益還元という観点から、株主還元を配当へ集約としています。

配当金の情報

2024年12月期の予定年間配当:47円
予想年間配当利回り:2.57%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

配当は毎年増配しています。

配当性向は2023年12月期が37.4%、2024年12月期の予想が約37%です。

配当方針(政策)の確認

株主還元方針は「配当性向は2025年までに40%の達成を1年前倒し」としています。

参考:配当情報|アサヒグループホールディングス

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業績推移と株価推移

アサヒグループホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年12月期は大きく減益となりましたが、2021年12月期は回復。

2023年12月期は増収・増益、2024年12月期も増益見通しとしています。

参考:財務ハイライト|アサヒグループホールディングス

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に急落しましたが、2020年11月から上昇し下落前の水準まで戻りました。

2021年11月からは業績下方修正の影響もあり下落も、2023年に入ると上昇。2023年9月頃からは一時大きく下落する場面もありましたが、レンジ気味の推移をしています。

また、2024年9月末に1株を3株に株式分割しています。

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事業内容と財務状況

アサヒグループホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。

アサヒグループホールディングス(2502)の概要

アサヒグループホールディングス株式会社(英: Asahi Group Holdings,Ltd.)はアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に持つ持株会社である。

創業が大阪な事と一時期住友銀行(三井住友銀行)から経営再建のため経営陣を送り込まれた関係上、住友グループの企業として扱われる事が多い。

アサヒグループホールディングス – Wikipidiaより抜粋

事業子会社はビールなどの酒類の「アサヒビール株式会社」、清涼飲料水の「アサヒ飲料」と「エルビー」、食品・健康食品・医薬品の「アサヒグループ食品」、機能性食品や飼料の「アサヒカルピスウェルネス」などです。

売上比率は酒類、飲料が高いです。中国をはじめ豪州・北米・欧州など海外にも事業を展開しています。

3か月決算の実績

下記は3か月決算の営業利益の推移と前期との比較です。

2024年12月期の連結営業利益は2,755億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フロー推移です。

2020年12月期の投資CF、財務CFが大きいです。営業CFは比較的安定しています。

配当・優待について

株主優待制度は自社商品を実施していましたが、配当に集約するため廃止しています。

配当は増配推移しており、平均より高めの水準の利回りです。

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