食品値上げと消費税増税が株にどう影響するのかを考えてみた

原材料の高騰、人件費、物流費の上昇が主な原因で多くの食品メーカーが3月以降に商品の値上げをすると発表しています。

さらに10月には消費税増税も控えているため、消費の落ち込みが激しくなる可能性があります。今回はそれらが株にどのような影響があるのか考えてみました。




値上げ商品の代表

現在わかっているものでは、日清食品が「チキンラーメン」、「カップヌードル」などを値上げ。

雪印メグミルク、明治HD、森永乳業も牛乳、ヨーグルトなどの値上げを発表しています。

今後、これらをきっかけに他の食品会社、飲食業界も値上げすることが想定されます。

消費税増税で株は下がるのか?

消費税が上がると消費が冷え込みますが、過去を見ると「消費税が上がった」=「株価が下がった」というわけではないです。下記、日経平均のチャートです。

縦線が消費税8%になった2014年4月です。どちらかというとアベノミクスの影響が大きく消費税増税後も株価は伸びています

もちろん、当時とは状況が違うので「今回も株は下がらない」とは簡単にはならないですが、消費税の影響だけで大きく株が下落するというのも考えにくいです。

それよりも、アメリカや中国との関係など他のさまざまな要因で株が下がる可能性の方が高いです。もちろん、上がる可能性もあります。

消費税増税で中古車・カーシェア・中古品・システムインテグレータの需要が増えるから関連株が上がるというのをよく見かけますが、正直、これはよくわからないです。あくまでも過去の増税の時はそういう傾向にあるという感じですね。

食品値上げで株価は下がるのか?

日清食品は値上げを発表したら収益が改善される期待から株価が急騰しました。これは日清食品のブランド力があれば、多少値上げしても売れ行きは変わらないので利益は増えるとみた人が多いからだと思います。

反面、明治HDの値上げ発表はほとんど株価に影響がありませんでした。

食品は値上げしたからと言って「買い控える」、「中古に置き換える」ということができない必要なものです。そのため、ブランド力がある商品の場合、多少値上げしたからといって売り上げが一気に減少するというのは考えにくいです。

反対に他に置き換えることができる商品は売り上げが減少する可能性が高いです。増税により「高い新品」から「安い中古」へ人が流れてる可能性が高いので関連銘柄が上がる。といわれている理由ですね。

一つ、ここ数年で気になるデータがあります。それは百貨店やスーパーが食品の売り上げで伸び悩んでいるのにドラッグストアの食品売り上げが伸びていることです。

ドラッグストアの食品が売れるわけ

一番の要因はスーパーよりも安い価格で販売していることがある点です。

なぜ、ドラッグストアがスーパーよりも安い値段で食品を提供できるかというと、化粧品や薬などで利益を上げるため、食品の利益率を下げることができるのに加え、店舗数で大手スーパーよりも多いドラッグストアもあり、大量発注ができるから。と言われています。

今後、より安いものを求める人が増えると、さらにドラッグストアに人が流れ食品の売り上げが増えるかもしれないです。ドラッグストア関連の銘柄はもしかしたら狙い目かもしれないですね。

とはいえ、食品ばかり売れて、化粧品などの利益率の高いものが買い控えで売れないと売り上げが下がってしまうのでなかなか簡単にはいかないですが・・・。

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