日本航空(JAL)の優待は割引券・配当は大きく回復して高利回り【9201】

日本航空(JAL)(9201)の配当が無配当から回復推移、株主優待制度は割引優待券を実施。株主優待制度に加え、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。

日本航空(JAL)のPOINT
  • 株主優待制度は割引優待券を実施
  • 配当は連続無配当から大きく回復して高めの利回り
スポンサーリンク

株価情報と株主優待について

日本航空の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

日本航空の株価指標(2024年11月6日終値時点)

株価:2,420円
予想PER:10.57倍
PBR:1.15倍
予想EPS:228.9円
時価総額:1兆579億円

最新の株価参考:日本航空(株)【9201】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について

株主優待制度は「国内線50%割引優待券」と「ツアー割引優待券」を実施しています。保有株式数により優待券の枚数が細かく設定されています。下記は一部だけ抜粋です。

保有株式数優待内容
100株〜199株優待券 1枚(3月)
ツアー割引券 各2枚(3月)
200株〜299株優待券 1枚(3月)
優待券 1枚(9月)
ツアー割引券 各2枚(3月,9月)
300株〜399株優待券 2枚(3月)
優待券 1枚(9月)
ツアー割引券 各2枚(3月,9月)

保有株式数が増えると割引券の枚数が増え、10万株保有していると優待券は203枚になります。3年以上の長期保有でさらに優待券がプラスされます。

参考:株主優待のご案内|JAL企業サイト

配当金の情報

2025年3月期の予定年間配当:80円
予想年間配当利回り:3.31%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2020年3月期は期末配当を見送り、2021年3月期、2022年3月期は無配と厳しくなりました。2023年3月期は復配、2025年3月期は増配予定としています。

配当性向は2024年3月期が34.3%、2025年3月期の予想が約35%です。

配当方針の確認

日本航空の配当方針は「継続的・安定的な配当に加え、自己株式の取得を柔軟に行うことで、還元を積極的に行う」としています。

参考:配当情報|JAL企業サイト

スポンサーリンク

業績推移と株価推移について

日本航空の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は大きく赤字、2022年3月期も連続赤字と厳しくなりました。

2023年3月期は黒字回復、2025年3月期は最終増益予想としています。

参考:財務・業績ハイライト|JAL企業サイト

株価の推移

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に需要減少・警戒感から大きく下落。業績への影響が大きく不透明感も強いため厳しい動きとなりました。

2022年中旬以降は上昇場面も出ていますが、下落場面もあり警戒感のある動きをしています。

スポンサーリンク

事業内容と財務状況について

日本航空の事業内容と財務状況を確認していきます。

日本航空(9201)の概要

日本航空株式会社(にほんこうくう、英語: Japan Airlines Co., Ltd.、略称: JAL(ジャル))は、日本の航空会社。日本で最も長い航空会社としての歴史を持つ。

2010年1月に会社更生法の適用を申請、更生手続の過程で持株会社「株式会社日本航空」や金融事業会社「ジャルキャピタル」などを吸収合併した。

日本航空 – Wikipediaより抜粋

2010年に会社更生法を適用し経営破綻して上場廃止。その後、公的資金の投入・整理解雇(リストラ)・第3者割当増資で2011年に民間企業に復帰し、2012年に再上場しています。

複数事業を展開していますが、主力の航空運送事業が売上の多くを占めています。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フロー推移です。

2021年3月期、2022年3月期の営業CFはマイナスでしたが、2023年3月期の営業CFはプラスに回復しています。

配当・優待について

株主優待制度は保有株式数が増えると優待券が増えますが、お得感は人により判断が分かれそうです。

赤字転落で無配当になりましたが回復しており、高めの配当利回りです。

タイトルとURLをコピーしました