総合化学企業の旭化成(3407)、配当が安定した推移で高い利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
- 配当は安定した推移、高い利回り
- 株価は下落が強めの推移に
株価情報と配当状況について
旭化成の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年6月18日終値時点)
株価:973.4円
予想PER:10.58倍
PBR:0.71倍
予想EPS:92.04円
時価総額:1兆3,294億円
最新の株価参考:旭化成(株)【3407】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
配当金の情報
2026年3月期の予定年間配当:40円
予想年間配当利回り:4.11%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

配当は増配傾向で推移しています。2026年3月期も増配予定としています。
配当性向は2025年3月期が38.8%、2026年3月期の予想が約44%です。
株主還元方針の確認
配当方針は「配当性向30%~40%を目安としながら、配当水準の安定的向上を図る」としています。
業績推移と株価推移について
旭化成の業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2022年3月期は増収・増益も、2023年3月期は最終赤字と厳しくなりました。2025年3月期は増益に。
2026年3月期は営業・経常増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年3月以降、下落推移していましたが2023年11月から下落が落ち着いて上昇。
2024年は上昇・下落しながらレンジ気味の推移をしていましたが、2025年は下落が強めの推移をしています。
事業内容と財務状況について
事業内容と財務状況を確認していきます。
旭化成(3407)の概要
旭化成株式会社(あさひかせい、英: ASAHI KASEI CORPORATION)は、化学、繊維、住宅、建材、エレクトロニクス、医薬品、医療等の事業を行う日本の大手総合化学メーカーである。
戦前は日窒コンツェルンの一部だったが、日本の敗戦に伴う財閥解体により資本関係が絶たれ、1946年4月に日窒化学工業が旭化成工業と改名して、独立企業体として誕生。
2001年、商号を旭化成株式会社に変更
旭化成 – Wikipediaより抜粋
繊維・ケミカル・エレクトロニクス事業の「マテリアル」、住宅・建材事業の「住宅」、医薬・医療・クリティカルケア事業からなる「ヘルスケア」の3つの事業を展開しています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。

営業CFは2023年3月期に大きく減り、2024年3月期は大きく増えています。
配当について
配当金は安定推移しており、高い利回りです。
しかし、株価は下落する場面もあり、警戒する必要がありそうです。