メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、配当は連続増配で推移し高利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
- 連続増配当で推移、高い利回り
- 株価は下落場面もあるが、上昇が強い推移
株価情報と配当状況について
三菱UFJの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年12月30日終値時点)
株価:1,846円
予想PER:12.3倍
PBR:1.05倍
予想EPS:150.3円
時価総額:22兆2,770億円
最新の株価参考:(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】:Yahoo!ファイナンス
株主優待制度について(廃止)
三菱UFJは「オリジナルグッズ」などの株主優待制度を実施していましたが、2017年12月末に廃止しています。
廃止の理由は「公平な利益還元のため」としており、株主優待廃止後は配当に積極還元しています。
参考:株主優待制度廃止について|三菱UFJフィナンシャル・グループ
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:60円
予想年間配当利回り:3.25%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

配当は増配推移しており、2025年3月期も増配予定としています。
配当性向は2024年3月期が32.9%、2025年3月期の予想が約40%です。
株主還元方針の確認
株主還元方針は「配当性向を40%程度、利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的・持続的な増加を基本方針」としています。
業績推移と株価推移について
三菱UFJの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・経常利益・最終利益の推移です。

国内はデフレ環境から抜け出せず、日銀の金融緩和が長く続いていることで利ザヤが縮小、厳しい状況でしたが、環境が大きく変化したこともあり2024年3月期は過去最高益を更新。
2025年3月期の純利益は1兆7,500億円目標としています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月にリーマンショック後・震災後と同水準の400円まで下落しましたが、2021年以降は大きく上昇。
2024年も上昇していましたが、8月に一時大きく下落。11月以降は再び上昇しています。
事業内容と財務状況について
三菱UFJの事業内容と財務状況を確認していきます。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の概要
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(みつびしユーエフジェイフィナンシャル・グループ、英語: Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.、略称:MUFG)は、三菱UFJ銀行などを傘下に置く三菱グループの金融持株会社。
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングス、三菱HCキャピタル、三菱UFJニコスなど主要中核5社を中心とした「総合金融グループ」である。
三菱UFJフィナンシャル・グループ – Wikipediaより
三菱UFJフィナンシャル・グループは国内最大級の金融グループです。
事業セグメントは「法人・リテール事業」、「コーポレートバンキング事業」などです。
3か月決算の実績
下記は2025年3月期の各決算期における連結最終利益の推移と前期との比較です。

2025年3月期の連結最終利益は1兆7,500億円目標としています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。

2024年3月期の営業CFはマイナスです。
配当について
配当性向を40%まで引きあげることを目標としたこともあり、大きく増配推移して高い利回りです。しかし、経済情勢や相場環境などにより、業績・株価は良くも悪くも大きく変動する可能性もあります。
株価は下落場面もありますが、上昇が強く高い位置で推移しています。