水産国内最大手のマルハニチロ(1333)、配当は増配推移で高い利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
- 配当は増配推移、高めの利回り
- 株価はレンジ推移から上昇が強めの動きに
株価情報と配当情報について
マルハニチロの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年11月14日終値時点)
株価:3,672円
予想PER:10.57倍
PBR:0.8倍
予想EPS:347.36円
時価総額:1,857億円
最新の株価参考:マルハニチロ(株)【1333】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「自社グループ商品」を実施していましたが、2022年3月末を最後に廃止。2026年3月~2028年3月まで、新社名記念として期間限定で株主優待制度を実施予定としています。優待権利月は3月です。
| 保有株式数 | 優待品内容 |
|---|---|
| 100株以上 | Umios オリジナルギフトカード(500円相当) |
| 500株以上 | 自社商品(3,000円相当) |
| 1,000株以上 | 自社商品(5,000円相当) |
100株保有で500円相当とした場合、優待利回りは0.14%です。
配当金の情報
2026年3月期の予定年間配当:110円
予想年間配当利回り:3.00%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。2024年3月期から中間配当(9月)を導入しています。

配当は2022年3月期以降に増配推移、2026年3月期は据え置き予定としています。
配当性向は2025年3月期が23.8%、2026年3月期の予想が約32%です。
配当政策の確認
配当方針は「安定的な株主還元の継続を基本方針」としています。
業績推移と株価推移について
マルハニチロの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2022年3月期に利益が大きく回復して、2023年3月期も増益となりました。2024年3月期は減益となりましたが、2025年3月期は増益。
2026年3月期は減益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年以降、ゆるやかなレンジ推移に。2023年末頃から上昇していましたが2024年中旬以降は大きく上下しながらレンジで推移。
2025年7月以降は上昇が強めの推移をしています。また、2025年12月末を基準日に1株を3株に株式分割予定としています。
事業内容と財務状況について
マルハニチロの事業内容と財務状況を確認していきます。
マルハニチロ(1333)の概要
マルハニチロ株式会社(英:Maruha Nichiro Corporation)は、日本の大手食品会社。
1880年創業の遠洋漁業・捕鯨・水産加工大手のマルハ(旧・大洋漁業)と1906年創業の北洋漁業・水産加工大手のニチロ(旧・日魯漁業)を起源とする。
2007年に両社が経営統合し、2008年の事業再編を経て、2014年4月1日の合併により誕生した。
マルハニチロ – Wikipediaより抜粋
マルハニチロは水産最大手の企業で、冷凍食品・缶詰などの「加工食品」も事業展開しています。
遠洋漁業・水産加工大手の「マルハ」、北洋漁業・水産加工大手の「ニチロ」が経営統合して誕生した企業です。2026年3月にUmios株式会社に社名変更予定です
3カ月決算の実績
下記は2026年3月期の各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較です。

2026年3月期の連結経常利益は290億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。

2023年3月期の営業CFはマイナスですが、2024年3月期は大きくプラスです。
配当について
配当は増配推移、高い利回りです。
株主優待は期間限定で実施予定としています。

