株の配当金で生活するには資金がいくら必要?気を付ける点は?

「株の配当金で生活する」というのは多くの人が夢・目標としています。

「生活する」まではいかないにしても、将来のお金に対する不安を少しでも和らげるために出来るだけ株だけでなく定期的に入る収入を増やしたいと考えるのは必要な事だと私は思います。

現在、私が株を保有する1番目の理由が「これから伸びるだろう、応援したい」という企業です。そして2番目が「安定している企業の株を長期保有して配当金をもらう」です。

もちろん、将来はこの基準が逆転する可能性が高いです。そんな今回は、「株の配当金で生活する」には資金がいくら必要か、また株の配当金狙い投資で気を付ける点について考えてみました。

生活に必要なお金

まず初めにどれだけ元手があれば「株の配当金だけで生活」をすることが可能なのか考えてみます。

最低限必要なお金

人によって1カ月の生活費は大きく異なります。一人で生活し車を持っていないだけでかなりの節約です。持ち家か賃貸かでもかなり違います。

住んでいる地域、場所により家賃は大きく変わるので一概には言えないですが、一人暮らしで家賃が安めの地域、車を保有しなければ月に10万円あれば生活することが可能です。

もちろん、豊かな生活ではなく最低限となりますが、早期退職し節約生活を行なっている人の中には月10万円程度で生活している人はいます。年間で120万円、20%の税金を考えると配当金で年間150万円が生活する目標ラインとなります。

※実際には他に収入がない場合は総合課税で確定申告すれば税率はかなり落とせます、150万くらいであれば多分7%くらいですがとりあえず1年150万円目標でいきます

150万円というのはあくまでも最低ラインです。実際に、配当金生活している人は年間200万円以上の配当金収入の人が多いようです。

株の配当金について

日本株の配当には高いものだと年間利回りで5%を超えるものもあります。

しかし、実際に配当金で生活している多くの人は年間配当利回りが3%程度です。できるだけリスクを減らすために多くの銘柄に分散しているのがその理由の一つです。

利回り3%以上の銘柄は約500銘柄あるので、リスク分散にかなり現実的な数字です。

平均利回り3%と考えた場合、年間150万円の配当金を受け取るには元手は5,000万円必要です。なかなか厳しい数値ですね・・・。仮に5%だとしても3,000万円必要です。

これも実際に配当金で生活している人の多くは5,000万円が配当金生活をはじめる最低ラインと考えているようです。

副収入として考える

「生活する」をいきなり目標にすると大変そうです。そこで、ぐっと目線を下げて国民年金の平均支給額である一カ月55,000円を第1目標として考えてみます。もちろん、この金額だけで生活できる方はかなり限られます。

プラス収入と考える場合に必要な資金

あくまでも国民年金の平均支給額と同額を配当金で受け取るのに必要な資金という位置付けです。

年間で66万円(税金を考慮すると約83万円)。同じく平均利回り3%と考えた場合は約2,800万円必要です。5%ならば約1,700万円です、

だいぶ必要資金は下がりましたが、それでも結構なお金です。

配当狙い投資の気を付ける点

当たり前ですが、配当が減ったり、無くなってしまったら元も子もないです。年間利回りが3%と5%を比較すると資金が増えると受け取る配当金が大きく異なります。しかし、その分、リスクが大きく異なります。

一部ならまだしも、資金のほとんどを年間利回り5%以上の銘柄に投資するのはかなりのリスクがあります。仮に今の配当金が良くても配当が維持できなければ「長期保有を前提とした配当金狙いの投資」は失敗です。

そのため、保有する銘柄は今の利回りを見るのではなく、まずは最低限、現段階で無理に配当を出していないことを確認する必要があります。

例え、10年以上減配していなくても、会社方針で減配しないとしていても、会社が利益以上の配当を出し続けるのは不可能です。

いわゆるたこ足配当と呼ばれるこのような銘柄はいつか崩れる可能性があり、リスクが高いです。具体的には「配当性向100%超えが何年も続いている」「配当性向が年々上がっている」、「利益が年々減少している」銘柄には注意が必要です。

最後に

「配当金だけで生活。」というのは無理ではないですが、ハードルがかなり高いです。しかし、「配当金」というのはバカにできません。

毎年、1万円でもいいので配当金収入が増えることで若い時からコツコツと増やしていけば将来大きな金額になります。

一気に配当金収入を増やそうとすると、銘柄に偏りが出てリスクが大きくなります。成長企業の中には利益を配当ではなく成長に充てる会社が多いので全ての銘柄に当てはまるわけではないですが、基本的に株式会社というのは会社がしっかりと利益を上げれば配当金は増えていきます。反対に、利益が減れば配当金は減ります。

10年後、どの会社が成長しているかを完璧にわかる人は世の中にほとんどいないと思います。しかし、現時点で年間配当利回りが5%を超える銘柄にはそれなりのリスクを抱える銘柄が多いです。

仮に今の利回りが3%でも、将来、増配すれば実質利回りは上昇します。配当金狙いの投資でも重要なのは「今を見るのではなく、将来を考えること」だと考えています。

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