相場急落時にも使えるディフェンシブ銘柄選びはベータ値を参考に

相場が下落している、下落しそうなときに言われるのが「ディフェンシブ銘柄」を保有するとダメージが少ない。と言う言葉です。

ディフェンシブ銘柄は相場全体が下がっても、つられて下がる率が比較的少しで済む可能性があるため、リスクを減らすのに有効とされています。

そのような相場全体の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄を探すのに役立つのがベータ値です。

ベータ値とは

相場全体に対して個別銘柄がどれだけ連動して動いたのかを数値化したものがベータ値です。

例えば市場が1%上昇した時、銘柄も1%上昇したらベータ値は1です。市場が1%上昇した時、銘柄が2%上昇したらベータ値は2となります。このベータ値は過去のデータを元に算出されることから、ヒストリカル・ベータと呼ばれたりもします。

当然、毎日この比率通りに動くわけではないですが、ある程度の期間で見ると一定の範囲内で収まることが多いです。とはいえ将来も必ず有効とは言えないです。さまざまな要因で変わる可能性はあります。

例えば、値がさ株のファーストリテイリングですが、10年前くらいはどちらかというとベータ値が小さかったですが、現在は日経平均に大きな影響を及ぼすのでベータ値が1に近い値で推移しています。

見るときに気を付ける点

ベータ値を見るときに気を付ける点は2つあります。

1つ目はベータ値がマイナスの銘柄です。これは上場して間もない、もしくは業績不振の企業が多くベータ値があまり参考にならないです。

2つ目は事件などで大きく下落した銘柄です。事件などで大きく下落するとその後の市場平均とは関係なく動くことも多く、この場合もベータ値が参考にならないことが多いです。

ベータ値が高い業種、低い業種

日本経済新聞のWEBサイトでは過去3年のデータを元にしたベータ値をランキングで見ることができます。電力、ガス、食品関係などはベータ値が小さい銘柄が多く、よくディフェンシブ銘柄として紹介されるのも納得です。

反対に、ベータ値が高いのがサービス業、電気機器関係の銘柄です。中にはベータ値が2を超えるものもあり、市場平均の2倍以上値上がりする可能性があります。

相場の反発するポイントを見極めることができればこれらベータ値の大きな銘柄は大きなリターンを手にできます。逆に動いたら大きな損失になる可能性もあるため、リスクも倍ですが。

最後に

当然ですが、ベータ値だけでは銘柄を選ぶことはできません。どちらかというと業績や株価のトレンド、その他いくつかの要因からディフェンシブ銘柄を選ぶときの条件の一つとして非常に参考になる数値です。

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