事務用品最大手のコクヨ(7984)、株主優待制度は自社製品を実施しています。株主優待に加え、配当状況・業績推移・株価推移を確認していきます。
株価指標と株主優待
コクヨの株価指標と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年10月30日終値時点)
株価:2,490円
予想PER:13.2倍
PBR:1.09倍
予想EPS:188.69円
時価総額:3,026億円
最新の株価参考:コクヨ(株)【7984】:Yahoo!ファイナンス
株主優待制度について
株主優待制度は「自社グループ商品」を実施しています、優待権利月は12月で500株以上が対象です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
500株以上 1,000株未満 | 自社グループ商品 4,000円相当 |
1,000株以上 | 自社グループ商品 7,000円相当 |
優待利回り
500株保有で4,000円相当とすると優待利回りは約0.3%です。
配当金の情報
2024年12月期の予定年間配当:76円
予想年間配当利回り:3.05%
配当金の推移
下記は配当金の推移です。配当権利日は、6月(中間配当)と12月(期末配当)です。
配当は増配傾向で推移、2024年12月期も増配予定としています。
配当性向は2023年12月期が40.2%、2024年12月期の予想が約40%です。
株主還元方針の確認
中期経営計画にて株主還元方針を「配当性向40%と安定的な増配を目指す」としています。
業績推移と株価チャート
コクヨの業績推移と株価推移を確認していきます。
売上高と利益の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年12月期は利益が回復、2023年12月期も増益となりました。
2024年12月期は営業減益見通しとしています。
参考:業績ハイライト|コクヨ
株価の推移
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年8月から上昇していましたが、2021年9月から下落。
2022年3月以降は上昇していましたが、2024年8月に大きく下落しています。
事業内容と財務状況
コクヨの事業内容と財務状況を確認していきます。
コクヨ(7984)とは
コクヨ株式会社は、文房具やオフィス家具、事務機器を製造・販売する会社。
代表的な商品には、「Campus(キャンパス)ノート」などがある。IT化の昨今でも広く使われているものに会計帳簿がある。
独立系の企業だが、株主として三井住友銀行の資本が入っている。
コクヨ – Wikipediaより一部抜粋
コクヨは中期経営計画にて「空間価値」、「ビジネスサプライ」、「グローバルステーショナリー」の3つの事業ドメインを設定しています。
具体的には「国内外のファニチャー事業(家具)」、「オフィス関連用品、オフィス通販」、「ステーショナリー事業(文具)」です。
3か月決算の実績
下記は3か月決算の経常利益の推移と前期との比較です。
2024年12月期の連結経常利益は235億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。
2022年12月期の営業CFは減少しましたが、2023年12月期は大きく増加しています。
優待・配当について
株主優待制度は500株以上保有が対象となるため、現状では若干ハードルがあるとも言えます。利回りも低いです。
配当は方針に近く、連続増配当で安定的な推移をしており高い利回りです。