消費税増税で株価はどうなる?メリットになる株はあるのか

2019年10月から消費税が10%に増税されます。前々より増税延期を期待する声もあり、私も「もしかしたら再度延期するのではないか」と考えていましたが、その可能性はほぼ無くなったと考えています。

今回は消費税増税で株価はどうなるのか、過去の動きなどから株価が上がる銘柄、下がる銘柄を考えてみました。

消費税の歴史

はじめにこれまでの消費税の歴史を簡単に紹介します。

消費税導入から増税

日本の消費税は1989年4月に3%で導入されました。導入後は廃止論なども出ていましたがその後、1997年4月には5%に上がり、2014年4月には8%になりました。

2015年10月に10%に上がる予定でしたが2度の延期で今年2019年10月に増税が行われます。

消費税導入前後、政府は税率を上げないと言っていましたが、世間は他国と同じように上がり10%になるのではないかと予想しており、導入から30年たった現在、国民の予想通り10%になりました。

政府の発言を真に受けて当時に作られた一部のシステムでは消費税欄の枠が1桁しかなく、今回の10%で大きな改修が必要となったシステムも多いと聞きます。

過去の増税で株価はどうなった?

消費税が上がると消費が冷え込みますが、過去を見ると「消費税が上がった」=「株価が下がった」というわけではないです。下記、日経平均の長期チャートです。

縦線が消費税8%になった2014年4月です。どちらかというとアベノミクスの影響が大きく消費税増税後も株価は伸びています。

もちろん、当時とは状況が違うので「今回も増税後に株は下がらない」とは簡単にはならないですが、消費税の影響だけで大きく株が下落するというのも考えにくいです。

それよりも、アメリカや中国との関係など他のさまざまな要因で株が下がる可能性の方が高いです。もちろん、上がる可能性もあります。

増税で影響のある銘柄とは

次に以前の増税時に株価が上昇した銘柄と下落した銘柄を見ていきます

増税メリット銘柄

前回の増税時に需要が増えた銘柄の一つ目は中古車・カーシェア・中古品などのいわゆる安い商品です。特に高額商品の場合、消費税増税の影響を受けやすく安い方に需要が流れやすくなります。

また、もう一つ需要が高まったのがシステムインテグレータ関連株です。増税でシステム改修が必要なものが多く、一時的ですが需要が高まります。

あくまでも「過去の増税時」ですが、そういう傾向にあるという感じです。

増税デメリット銘柄

まずは増税メリットの反対である新車や大型家電などの高額商品です。増税前の駆け込みで需要がありますが、その後は大きく売り上げが落ちます。

また、外食産業もダメージがあります。増税で客足が鈍くなるのに加え、原材料費・輸送費などのコスト増もあります。

消費税増税のまとめ

消費税増税は基本的には消費が落ち込み、景気が悪くなるのが既定路線です。

とはいえ、必ずそうはなりません。当然ですが、消費が冷え込まないように政府は対策をします。その効果次第では全体的に株価が上昇することもあります。とはいえ、その対策の方向性がずれている場合、景気は悪くなり経済成長が停滞し株価も下落します。

今回の消費冷え込み対策ですが、世間の評価はかなり微妙ですね。増税で増やした税収を消費冷え込み対策に使うという訳の分からないことになっている気がします。

株価が上昇する銘柄の特徴としては「ブランド力が強く、値上げしても売り上げは変わらないので業績に影響はない」とみられているもの。

反対に下落する銘柄の特徴としては「他にライバル企業、対抗先があり、値上げをすると客離れが進み売り上げが減るので業績が落ちる」とみられているものです。

これから先の消費税

自民党の安倍首相や政府は「今後10年くらいは消費税を上げる必要はなく、10%からの増税は考えていない」とのことでした。

しかし、私はこの先も消費税は増税されて10年~20年後くらいには20%近くになると考えています。

理由は簡単です。日本と同じく少子高齢化が進み財務状態が悪化しているヨーロッパでは20%以上の国が多く、これまでの日本も同じ道をたどっているからです。また、安倍首相がいくら「10年くらは上げない」と言っても10年後も首相をしている可能性は低いです。

「これ以上は増税しない」はもはや定型文です。今回の消費税増税でも税収は足りません。なぜなら税収が増えてもどんどん使うのでどれだけ増税しても足りません。入口をいくら広げてもそれ以上に出口が広がり続けています。再度上げるのは目に見えています。

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