象印マホービンの株価分析!厳しめの業績見通し【7965】

調理家電大手の象印マホービン(7965)。今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移や株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待制度も確認していきます。

象印マホービンの株価POINT
  • 割安感はなし、株価下落が落ち着き
  • やや厳しめの業績推移
  • 株主優待は目当てのモノがあればお得
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象印の株価情報と業績推移

象印マホービンの株価情報と業績推移を見ていきます。

株価指標

株価:1,440円
予想PER:32.48倍
PBR:1.21倍
予想EPS:44.34円
時価総額:1,045億円

2023年1月10日終値時点のデータ。
最新の株価参考:象印マホービン(株)【7965】:Yahoo!ファイナンス

PERに割高感があります。

売上高と利益の推移

下記は象印マホービンの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

売上・利益ともに減少推移でやや厳しい動きでしたが、2021年11月期は上方修正を行い増益で着地。

2022年11月期は減益、2023年11月期も減益見通しとしています。

参考:業績の推移|象印

株価の推移

下記は象印マホービン5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年末の決算にて連続減益見通しが発表されると下落し、一時は800円を割れました。しかし、2019年は約3倍まで大きく株価が上昇。

2021年は下落していましたが、2022年以降は比較的レンジで推移しています。

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象印の配当情報と株主優待

象印マホービンの配当情報と株主優待制度を見ていきます。

配当情報

2023年11月期の予定年間配当:34円
予想年間配当利回り:2.36%

配当金の推移

下記は象印の配当金推移です。配当権利日は、5月(中間配当)と11月(期末配当)です。

象印の年間配当金推移

2018年11月期:30円
2019年11月期:26円
2020年11月期:26円
2021年11月期:34円
2022年11月期:34円
2023年11月期:34円(予)

2023年11月期の配当金は据え置き予定としています。

配当性向は2022年11月期が62.9%、2023年11月期の予想が約77%です。

配当方針の確認

配当政策は「連結配当性向50%以上を目安として安定的な配分の維持に努める」としています。

参考:配当情報|象印

株主優待制度について

象印の株主優待は「自社商品の優待価格および優待特別割引による販売」です。優待権利月は11月です。特別価格で購入できるカタログが届き、保有する株式数に応じて割引されます。

保有株式数優待内容
100株以上~500株未満購入金額合計より1,000円割引
500株以上~1,000株未満購入金額合計より2,000円割引
1,000株以上購入金額合計より4,000円割引

掲載商品は毎回異なりIH炊飯ジャー、空気清浄機など10商品ほどです。掲載している商品は家電量販店の販売価格より安く、さらに割引です。商品数が限られていますが、目当ての象印製品の家電があればお得となります。

参考:株主優待情報|象印

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象印の事業・決算内容と今後について

象印マホービンの事業・決算内容の確認と今後について考えてみます。

象印マホービン(7965)とは

象印マホービン株式会社(ぞうじるしマホービン、英: ZOJIRUSHI CORPORATION)は、魔法瓶を中心に炊飯器・電気ポット・ホットプレートなどの調理器具の製造販売を行う企業。


現在は家庭用調理器具、空気清浄機、業務用炊飯器、保温ジャーなどを製造し、IH炊飯器とジャーポットの市場占有率は日本国内1位である。

象印マホービン – Wikipediaより抜粋

象印は社名にも入っている「魔法瓶」を中心に展開する企業です。現代では日常生活に当たり前のように存在しており、海外へも展開しています。

決算内容を時系列に確認

2022年11月期の連結経常利益は58.1億円と発表。2023年11月期の同利益は43億円見通し、年間配当は34円予定としています。(2022年12月26日の決算発表にて)

今後について

事業セグメントは調理家電製品が多くを占めています。家電の市場規模はある程度安定していますが、国内ではブームや新製品・価格などの競争があり、見えにくい部分もあります。

長期の伸びしろ

2021年3月には中国の大手家電メーカーと製品共同開発契約を結んでいます。相乗効果がうまく出れば中国・アジアでの売り上げを更に伸ばす可能性もありますが、当然リスクもあります。

好調・警戒ポイント

インバウンド需要の減少、巣ごもり関連需要の落ち着きで国内は厳しめですが、海外売上は好調です。しかし、原材料の高騰や為替の影響・経費の増加などの警戒するポイントもあります。

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