アベノミクス最後の策が「消費税」な2つの理由

ここ最近の景気減速を受けて「10月に消費税を10%に増税するのは延期したほうが良い」との声が再び大きくなっています。

以前より、政府は「リーマンショック級の出来事」が起きない限り消費税増税は延期しないとしています。そのため、このまま行けば消費税は増税する可能性が高いですが、この「消費税に対する政策」がアベノミクス最後の策なのでは。と考えています。




そもそもアベノミクスで景気は良くなったのか

リーマンショック、東日本大震災で落ち込んだ景気ですが、アベノミクスの柱である「金融緩和」と「財政政策」、そしてその後のトランプ政権に後押しされ、株価上昇、GDPの増加、失業率の低下などで景気が一気に回復し「戦後最長の好景気となった。」と言われています。

日経平均株価も日銀のETF買いの影響もあってか、ここ数年「暴落が起きる」と言われ続けていますが、今のところ順調に伸ばしています。あくまでも今のところですが・・・。

しかし、ここ最近その「景気が良くなった。」と言われているのが数値上なだけで、実はそのほとんどがまやかしで実感のない好景気。と言われていたりします。

実際、多くの人は「ここ数年好景気です」と言われてもピンとこないと思います。

消費税増税で景気が悪くなる?

以前も少し書きましたが、消費税が8%に上がった時、実は日経平均株価は問題なく上がっているのです。

食品値上げと消費税増税が株にどう影響するのかを考えてみた
原材料の高騰、人件費、物流費の上昇が主な原因で多くの食品メーカーが3月以降に商品の値上げをすると発表しています。 さらに10月...

過去を見ると、消費税増税後は約半年から1年かけて大きく円安に進んでいます。その事も株価が上がった要因だと考えられています。

しかし、消費税を8%に増税後、個人消費が落ちこんだのを受けて、10%に増税するのを2度延期しています。現在は、その落ち込んだ個人消費が完璧に戻っていない中、増税するのはかなり危険だと感じます。

とはいえ、仮に米中貿易問題、EU離脱問題などが解消され世界景気減速に歯止めがかかり、増税により為替を円安に進めた場合、株価が上昇する可能性があり、「増税しても景気は悪くなっていない。」という方向に強引に持っていくことができてしまいます。

増税を延期、または凍結した場合

現状の景気減速状態のまま消費税増税をするのはかなりリスキーです。普通にいけば消費は落ち込み、株価は下落します。そこで、最終手段として3度目の増税延期をして株価を上げる方法もあります。

実際、2014年11月、2016年6月に消費税増税延期を発表した時、その後の日経平均株価は上昇モードに入りました。

今回も、最終の苦肉の策で3度目の延期をすることで再度まやかしの好景気を作り出すかもしれません。

最後に

果たして2度あることは3度あるのか。それともこのまま3度目の正直で消費税増税が行われるのか。

今回は増税対策で「ポイント還元事業」などさまざまな政策で消費を促そうとしています。あくまでも一時的なドーピングのようなものですが・・・。とりあえず「今良ければいい。あとのことはあとの人が考える。」みたいに感じています。

これから4月、5月には「景気の流れ」を確定させる可能性があり、増税判断の最終タイムリミットはGW頃かもしれないですね。

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