ワッツ(watts)の株価分析!反動減・連続減益で下落気味に推移【2735】

100円ショップ中堅のワッツ(2735)。今後の株価・配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待も確認していきます。

ワッツの株価POINT
  • 割高感は無し
  • 需要増で業績が大きく伸びた後は連続減益
  • 株価は反動で下落気味に推移
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ワッツの株価情報と業績推移

ワッツの株価情報と業績推移を見ていきます。

株価指標

株価:630円
予想PER:16.14倍
PBR:0.72倍
予想EPS:39.04円
時価総額:87.6億円

2022年10月14日終値時点のデータ。
最新の株価参考:(株)ワッツ【2735】:Yahoo!ファイナンス

PBRは割安感があります。

売上高と利益の推移

下記はワッツの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年8月期は不採算店舗閉鎖に加え、需要増もあり利益が大きく回復。

2022年8月期は100円ショップ事業を営む音通エフ・リテール、ニッパンを子会社化したことで売り上げが大きく増加しています。

2023年8月期は増収・減益見通しとしています。

株価の推移

下記はワッツ5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年4月以降、マスク・除菌関係の商品需要拡大・巣ごもり需要などの影響で上昇

その後は2021年8月期が反動減による減益、2022年8月期は更に減益見通しというのもあり、やや下落しながら推移しています。

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ワッツの配当情報と株主優待

ワッツの配当情報と株主優待制度を見ていきます。

配当情報

2022年8月期の予定年間配当:15円
予想年間配当利回り:2.38%

配当金の推移

下記はワッツの配当金推移です。
期末(8月末)の一括配当を行っています。

2021年8月期は15円予定から増額修正を行い22円となりましたが、2022年8月期は15円に戻っています。

配当性向は2022年8月期が25.9%、2023年8月期の予想が約38%です。

配当方針の確認

配当基本方針は「配当性向20%~30%を目安、安定した配当を継続して行う」としています。

参考:株主還元|株式会社ワッツ

株主優待制度について

ワッツの株主優待はオンラインサイト限定で利用できる「株主優待券」です。
優待権利月は8月です。

保有株式数優待内容
200株以上株主優待券 2,200円相当

以前は優待品でしたが、2021年8月期から優待券に変更しています。

優待利回り

200株保有で2,200円相当と換算すると優待利回りは約1.7%です。

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ワッツの事業・決算内容と今後について

ワッツの事業・決算内容の確認と今後について考えてみます。

ワッツ(2735)とは

株式会社ワッツは、100円ショップ「ワッツ」「meets.」「シルク」などを全国展開する企業である。ディスカウントショップも経営している。

ワッツ – Wikipediaより抜粋

主力の100円ショップは直営小型店が軸です。海外展開も行い、M&Aによる規模の拡大を図っています。

100円ショップ業界4位ですが、ダイソーとセリアが大きなシェアを持っています

キャッシュフローの推移

下記はワッツのキャッシュフローの推移です。

2021年8月期は営業CFが厳しくなりましたが、2022年8月期は問題なさそうです。

決算内容について

2022年10月11日に決算発表。
2022年8月期の連結経常利益は11.4億円と発表。

2023年8月期の同利益は8.5億円見通し、年間配当は15円予定としています。

今後について

2019年8月期は収益改善の見込めない事業から撤退し、不採算店舗を中心とした閉鎖を積極的に進めました。その成果に加え、特需もあり2020年8月期は利益が大きく上昇しました。

不採算店舗を整理しながらも、100円ショップ「FLET’S」等を運営する㈱音通エフ・リテールの全株式を取得し子会社化するなど積極的な動きも見せています。

業界と伸びしろについて

2021年8月期は好調が続くと見られていましたが、反動減による影響で減益で着地。2023年8月期も減益見通しで連続減益が続き厳しめです。

また、100円ショップはライバル企業も強いです。ダイソー・セリアのシェアはかなり高く、キャンドゥはイオン子会社として大きく発展を狙っています。

長期的に考えた場合、同業他社とどれだけ差別化できるかがポイントとなります。

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