米ドル円スワップが最強説




米ドル円スワップの歴史

先日、トルコリラ円のスワップ狙いの記事を書いたが、やはりリスクが高い。今は歴史的安値付近だが、さらに下落する可能性もある。詳しくはこちらの記事。

高金利トルコリラ円のスワップポイント狙いFXのメリット・デメリット
トルコリラは高金利のためFXでのスワップポイント投資で人気の通貨です。そんなトルコリラ円のスワップポイント狙いの投資について、メリット・デメリットを見ていき高金利のトルコリラ円に投資をしても良いのか考えてみます。

私がFXを知ったきっかけだが、今から10年以上前、会社の先輩と「銀行に預けても大した利息が付かないし、外貨預金のほうがいいのかな、でも外貨預金は手数料が高いよな。」という話をしていた。

そんな時、FXの存在を知った。当時、スワップ狙いとしてオーストラリアドルニュージーランドドルが人気だったが、あまり詳しくなかったので一番のメジャー通貨である米ドルを先輩は預金のつもりで約1000万円で10万通貨購入した。

当時1ドル=約110円なので1100万円分となる。

ちなみに、過去のドル円のスワップポイントは大体こんな感じである。

当時ドル円1万通貨のスワップポイント

2006年~2009年:約3000円~5000円/月

2009年~2016年:ほぼ0円

10万通貨保有していた先輩は、購入当初毎月3万~5万円のスワップポイントが入ってくるのに加え、1ドル120円を超え、資産がどんどん増え喜んでいた。もちろん、スワップ狙いなので、一切決済はしていない。

米ドル円スワップ暗黒期

しかし、2007年のサブプライムローン問題から2008年9月のリーマンショックで流れが完全に変わる。下記、ドル円チャートを見ていただくとわかるが、1ドル75円近辺まで大幅な円高に進む。加えて、スワップポイントがほぼつかなくなったのだ。

見るたびに増える含み損、下がり続けるドル円に「俺が生きてる間に110円まで戻らないかも・・・」と弱音が出るほどだった。

しかし、それでも持ち続けた。幸いなことにレバレッジをほぼかけていなかったのと、ナンピン(買い増し)することをしなかったため、ロスカットされることはなかった。

復活のドル円スワップ

景気は良くなったり、悪くなったりを繰り返すもので、その後、無事景気が回復しドル円が上がり、ほぼ0円だったスワップポイントも2016年頃からつくようになり、無事V字復活を遂げた。

今もまだ保有し続けている先輩のスワップポイントはトータルで約200万円ほどと思われる。1000万円を元手に10年以上かけているので、年平均20万円を多いとみるか、少ないとみるかは人によると思う。

当時、スワップ狙いの多くの人がレバレッジをかけており、3倍までくらいなら大丈夫と言われており(今でも2~3倍のレバレッジは比較的安全と言われるが)、1000万円あれば30万通貨ほど持っている人もいたと思われる。

もし先輩が1000万円の証拠金で30万通貨を保有していたら、110円から75円になった時、約1050万円マイナスだ。場合によってはロスカットされるだろう。もちろん、その分リターンも大きく、購入時は毎月約10万円のスワップポイントがついていたので、そのお金をそのまま証拠金としてプールしてあれば、ドル円暴落にも耐えられたであろう。

やはり安全な先進国通貨

当時、米ドルは1995年に記録した80円台が最安値であり、110円でも比較的安いと思われていた。多くの長期保有者は80円になっても耐えられるのを想定していたが75円台まで下落し、多くの人がロスカットされた。

しかし、その後無事に回復している。過去30年のドル円のチャートを見ると上下を繰り返しながらも、トルコリラなどの新興国通貨に比べると比較的安定しているといえる。

まとめ

現在のドル円のレートは112円(2018年10月30日時点)とわりと円安水準にあるといえる。10年以上前に130円、140円でドルを購入している人はいまだにそのポジションは助かっていない。

もちろん今後、130円まで上がる可能性はゼロではないが、トランプ大統領はドル高にある現在に批判的な態度をしめしている。

将来、ドルが50円台、60円台を記録することも十分に考えられる。米ドルにしてもトルコリラにしても、長期で保有するのが前提ならばレバレッジをおさえ、ナンピンを控えるというのが鉄則なのだろう。

そしてドルを長期保有で購入するのなら今ではなく、円高になったとき。少なくとも100円を切った時にその時の経済状況、スワップポイントを考えながら余裕をもって行うのが良いだろう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする