トルコリラを買う理由【2018年11月版】

トルコリラ円はスワップポイントが高い反面、多くのリスクを抱えています。今、トルコリラ円のポジションを持ってる多くの人は「失敗した」、「早くポジションを切りたい」と思っています。

それだけならまだしも、中にはロスカットされた人もたくさんいます。そんなトルコリラ円について今月も考えていきます。

先月書いた記事はこちら(トルコリラ円のスワップを考える)

高金利トルコリラ円のスワップポイント狙いFXのメリット・デメリット
トルコリラは高金利のためFXでのスワップポイント投資で人気の通貨です。そんなトルコリラ円のスワップポイント狙いの投資について、メリット・デメリットを見ていき高金利のトルコリラ円に投資をしても良いのか考えてみます。




現在のトルコリラ

先進国通貨、他の新興国通貨が上下している中、9月以降のトルコリラは安定して上昇しています。

まだまだ油断できない状況ですが、最悪な状態をようやく抜けつつあるかと思います。

現在抱えるトルコリラのリスク

上昇傾向にあるトルコリラですが、まだまだ多くのリスクを抱えています。

1.インフレリスク

トルコは経済成長と原料の輸入コスト増により、数年前より、どんどんモノの値段が上がり、お金の価値が下がっています。高金利でたくさんスワップポイントがもらえても、それ以上にトルコリラの価値が下落する可能性があります。

インフレ解消はあまりメドが立っていない状態です。

2.政治リスク

現在、アメリカの株価やドルに大きな影響を与えるのがトランプ大統領であるのと同じようにトルコリラに大きな影響を与えるのがトルコのエルドアン大統領です。

エルドアン大統領は2018年6月に再選され、2003年からの長期政権+大統領制への移行もあり、かなりの権限・権力を持っています。また、欧米諸国に対して強気の発言などもあり、そのたびに関係が悪化しています。

しかしながら、2018年10月には長年問題になっていた軟禁していたアメリカ人牧師を解放し、アメリカとの関係が少し改善されています。

3.地理リスク

トルコの隣国にはシリア、イラク、イランなどの中東があり、多くの治安の問題を抱えています。隣国で何かあれば、リスク回避でトルコリラが売られることもありますし、当然、観光にも大きな影響を与えています。

※先日、ニュースで何かと話題になっている安田純平さんもトルコで保護されております。

私がトルコリラを買う理由

リスクがありながら、私がトルコリラを買う理由はいくつかあります。

1番はやはり安いということです。1トルコリラ30円あたりより、この金額なら低レバレッジでバリュー投資法(安くなったら買い増す)をしてもロスカットされることはほぼない。と計算したからです。

もちろん、ロスカットではなく貨幣価値が0になってしまうリスクがあるので、買い増しして、値段が上がったタイミングでいくつか決済してポジションを圧縮します。その際、もらえるスワップは減りますが、ゼロになってしまったら元も子もないですから。

もう一つ、これは完全に個人的にですが、トルコはサッカーが盛んな国で日本代表の長友選手をはじめとする多くの大物がトルコリーグでプレーしており、UEFAチャンピオンズリーグにも参戦しており、2020年の決勝はトルコのイスタンブールで開催されることが決定しています。他にも何度かEUROの開催地に立候補をしています。(治安の問題などから開催はされていませんが・・・)

それら自体がトルコ通貨に直接の影響はないかもしれませんが、観光や治安などに間接的に少なからず影響があるのではないかとみています。一つ、気になるのは長友選手はお給料をトルコリラではなくユーロで受け取っているらしいというところですが・・・

まとめ

トルコリラに限らず、南アフリカランド、メキシコペソなどの新興国通貨は先進国通貨と比べリスクが高いですが、余裕資金の範囲でレバレッジをかなり低くして取引するのはありだと思っています。

新興国通貨すべてに言えますが、基本は下落トレンドであることに変わりません。将来トルコリラが50円、60円まで回復する見込みはかなり薄いと思います。

現在の20円が安いか、というのも難しいところです。もし仮にトルコリラを買うとしても一回で全力で買うのではなく、買い増しを前提とし、かなり余裕をもって買うことをおすすめします。私は5円まで下落する可能性も想定しています。

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