投資信託とは何か?投資信託が儲からない2つの理由

「資産運用をしたいけど、株は何を選べいいかわからない。リスクも取りたくないし、多くの資金もない」そんな悩みを解決してくれるのが「投資信託」です!

とまあ、こんな感じで投資信託を薦めてくるのをよく見ます。「プロに投資を任せよう」「少額でも分散投資」などなど。

もちろん、投資信託全てを否定しません。しかし、私は「儲からない投資信託が多い」と考えています。

  • 投資信託とはどういうものなのか
  • 簡単に儲かる?儲からない?
  • 買うとしたら何を考えるべき?

投資信託とは

そもそも投資信託とは

多数の投資家から販売会社を通じて出資・拠出されてプールされた資金を、運用会社に属する資産運用の専門家(ファンドマネージャー、ポートフォリオマネージャー)が、株式や債券、金融派生商品などの金融資産、あるいは不動産などに投資するよう指図し、運用成果を投資家に分配する金融商品。運用による利益・損失は投資家に帰属する。投資信託は流動性のある一項有価証券である

どの程度のリスクを取ってどの程度のリターンが得られるかは、投資信託の投資対象によって千差万別である。たとえば、株式は債券よりリスクが大きく、リターンも大きいとされる。また、国内を投資対象としているものよりも、海外を投資対象としているもののほうが為替レートの影響も受けるためリスクやリターンが大きいとされる

wikipediaより

投資信託の特徴としては元本保証がない代わりにリターンが望めるというものです。運用益・損失は全て投資家がかぶります。

半数近くが損失を抱えている

金融庁は投資信託を購入した顧客の何割が利益を得たのかなどを明らかにするために「比較可能な共通指標(KPI)」について分析結果を公表し、顧客の46%が運用損失を抱えていることがわかりました。 ※2018年3月末基準

参考:販売会社における比較可能な共通KPIの傾向分析|金融庁

投資信託は分散投資を行うので日経平均や景気に連動する商品が多いです。これから先ならまだしも、ここ数年は好調なはずなのに、半数近くが損失を抱えています。

詳しく見ると、独立系投資信託会社の顧客9割が利益を上げているのに比べて、銀行や対面証券では半分以上が損失を抱えています。

損失が出ている理由

銀行や対面証券の投資信託を買った人の多くが損失を抱えている理由は明確です。それは、販売・管理手数料などのコストが高く運用益でまかなえていないからです。これは決して銀行を批判しているのではなく、組織である以上、仕方のない事なのです。

銀行に限らず組織は売り上げを作らないと存続できないです。「今は買い時ではない。」と思っても売らなければノルマは達成できないのです。そのため、下がれば「今は安いから買い時」といい。上がれば「もっと上がるから買い時」と言います。

さらに、同じものを売るなら、手数料が多く入るものを売る。これは必然なのです。

証券会社以外にも銀行などの金融機関各社がこぞって投資信託の販売に力を入れるのは、購入手数料と信託報酬間接取得分が非常に高額なためであると言われる

wikipediaより

買ってしまう理由

全く知らない人から「お金を貸してほしい。後で利息を付けて返すから。もしかしたら減るかもしれないけど」と言われたらどうか。お金を貸すのはよっぽど物好きな人だと思います。

ところが、「定期預金では金利が安いので今回から定期ではなく投資信託にしてみませんか?過去のデータでは年間で2%くらい利息がついてますよ」このように銀行の人から言われると信じて買う人が相当数いるのです。

実際、私の父親の退職金が振り込まれたとき、「資産運用しませんか?」という電話があり、さまざまな資料が送られてきました。「外貨預金」、「投資信託」など、どれも手数料が高くひどいものばかりでした。そこには無料で相談にのりますとも書いてありました。

これを見て改めて銀行員は「投資のプロではなく、営業のプロである。」と感じました。

人気ランキングも気を付けるべき

では、銀行や対面証券からではなく、ネット証券や投信会社で買うのはどうか。

ネット証券ではコストが低い商品がたくさんあります。投信会社も過去に結果を出している商品が多く、実際に金融庁の調査でも利益を上げている人の割合が多いです。

そういった意味では銀行より良心的ですが、人気ランキングに並んでいる商品には注意する必要があります。

ひふみプラスの例

2017年、運用成績が好調で人気ランキング上位にいた「ひふみプラス」ですが、資金がたくさん集まりすぎたなどの理由で投資方針が若干変わり、現在は調子を落としています。2018年から購入はじめた人は損失が出ているかと思います。

投資信託はその性質により、個別株よりもリスクを減らすことができる半面、上昇しつづけるのがとても難しいです。1年、2年では年利20%近い商品がある一方、長期間その高利回りを出し続けているのはほとんど聞いたことがありません。

今、ランキング上位の銘柄がこの先も同じだけ利益を上げ続けることができるとは言い切れません。

さいごに

投資信託は「あまり考えずに投資できる」のは事実です。個別株よりリスクが低く資産の一部分を定期的に積み立てるのは非常に有効だと考えています。

しかし、「あまり考えない=何もしなくてもよい。」というわけではないです。もし、私が信託先を選べと言われたら、まずは結果の出ている直販の投資信託を考えます。次にネット証券ですが、どちらにしても「月次運用報告書」と信託手数料等のコストは最低限、確認します。

そこで保有しているもの、どういう考えで運用しているのか、どれだけリスクがあり、そのリスクに見合った結果が出ているか過去の運用実績、資産などもみます。

個人的にはコストが高くても結果が出ていれば良いと考えていますが、実際にはコストが高く結果を出しているところはないと金融庁の結果が出ています。

少なくとも、現時点では銀行がすすめる投資信託は絶対に買わないです。

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