東証市場再編で株価が上がる銘柄、下がる銘柄を考える

2019年3月末に東京証券取引所が、市場再編の方針を決定すると発表しました。

 

現在は「東証1部」、「東証2部」、「マザーズ」、「JASDAQ」の4市場がありますが、再編後は3市場に変わる見込みです。再編によって株価が上がる銘柄、下がる銘柄またどのような影響があるのかを考えてみました。

市場再編をする理由

まずは、以前より何度か話が出ていましたが「なぜ東証の市場再編をするのか」ですが、その1番の理由としては「東証1部の企業数が増えたことでブランド価値が低下した」ことにあります。

 

現在、東証1部に上場している企業は2000社を超えているのに加え、今もその数は増え続けています。東証1部に上場することでTOPIX組み入れによる株価上昇が見込めるため、多くの企業が東証1部昇格をねらっています。

 

そのようにして増えすぎた東証1部銘柄の見直しと共にマザーズ、JASDAQのわかりにくさを解消することで大口投資家からの買いが増えるのでは(活発になるのでは)。と言われています。

現在の東証1部上場の条件

現在の東証1部上場の条件をざっくり表にすると下のような感じです。

純資産(自己資本)10億円以上
経常利益2期で5億円以上
時価総額40億以上
流通株式200万株以上
株主数2200人以上

詳しくは東証WEBサイト(リンク)に要件が掲載されています。

再編後どうなるか

もし本当に「大きく再編する」となるといくつかの条件が変更されるとは思いますが、一番影響が大きく可能性が高いと言われているのが時価総額を500億円~1000億円くらいに引き上げるという案です。(そもそも昔は500億円以上が条件でした)

 

もし仮に500億円以上を条件とすると該当する1部に残留できる企業は半分くらいになります。大きく再編することにより「1部から降格した企業の株価が下がる」「1部に残留した企業の株価が上がる」ということが予想されます。

 

業績悪化で降格するわけではないので影響は限定的と見る人もいれば、現状のファンドが東証1部のみ(もしくは1部がほとんど)とするのが多くあるため、降格した株を手放して新たなに1部の銘柄に振り替える可能性があるため影響が大きいとみる人もいます。もちろん、ファンドの方針が変わる可能性もありますが。

 

現状では1部に昇格すると株価が上昇することが多いため(業績が良いというのもありますが)、降格すると下落するのではと考えるのは当然と言えば当然ですね。

実際に影響がある銘柄とは

今回の再編により「1部に残留した企業」に加えて「新たに1部に昇格する銘柄」「時価総額が条件ライン上の1部上場企業」は影響がありそうです。

 

条件ライン上の1部上場企業は残留するために「自社株買い」、「立会外分売」、「株主優待」などを行い株価を押し上げる可能性があります。また、「新たに1部に昇格する銘柄」は上がる可能性が高いです。とはいえ、確実に株価が上がるかというとそうとも言えないと考えています。

 

詳しい条件がどうなるかわからないですが、仮に「時価総額」「利益」だけで考えると、日本マクドナルドHD(2702)、ワークマン(7564)、セリア(2782)あたりは1部昇格する可能性が非常に高いです。

 

1部上場企業の数が限られると当然、それら企業のブランド価値が上がります。しかし、この3銘柄はすでに目を付けられている可能性が高く、PERやPBRの指標もかなり高くなっています。当然、ここから更に上がる可能性もありますが割安な株ではありません。

 

個人的にはねらい目となるのは「1部昇格するかもしれない企業」「1部残留ライン上の企業」と考えています。もちろん、「業績が良い」、「再編関係なく保有してもよい」が大前提となります。

最後に

今回の東証再編の目的は「わかりやすくして日本株を売買しやすくする」のが目的で、決して株価を下げることではなく、混乱させることでもないです。

 

再編前後では個別銘柄で大きな影響が出る可能性がありますが、長い目でみると多くのお金が流れやすくなる可能性もあり個人的には良い話と考えています。

 

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