ナイス(旧すてきナイスグループ)が業績回復予想・配当復活で株価上昇!【8089】

2019年5月にナイス(旧すてきナイスグループ)(8089)が粉飾決算の疑いで家宅捜索を受けました。株価は大きく下落し社長は辞任。はたして今後の株価がどうなるか、上場廃止はありえるのか。過去の出来事などから分析してみました。

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ナイスの事業内容と上場廃止の可能性について

はじめにナイスの事業内容・上場廃止の可能性について確認していきます。

ナイス(8089)とは

ナイス株式会社は住宅建築用資材の国内流通・輸入販売事業、住宅分譲・不動産仲介事業などを行っている会社です。2007年、持株会社への移行により社名をすてきナイスグループ株式会社に変更。2020年、完全子会社のナイスを合併し、社名をナイス株式会社に戻す。

2019年5月16日、横浜地方検察庁は証券取引等監視委員会と合同で、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)疑いにより、すてきナイスグループの家宅捜索を行っている。

ナイス – Wikipediaより抜粋

事件を受けて2019年8月9日に2020年3月期の通期業績予想および期末配当予想を非開示。2019年3月末日を基準日とする剰余金の配当を見送り。

東京証券取引所は2019年9月20日から特設注意市場銘柄に指定したと発表し、上場契約違反金として3,360万円の支払いを求めました。

参考:業績予想および期末配当予想の修正に関するお知らせ|すてきナイスグループ株式会社

参考: 特設注意市場銘柄の指定および上場契約違約金の徴求に関するお知らせ

過去の粉飾決算例

過去に粉飾決算をして上場廃止となった有名なものに「ライブドア」があります。他には東芝が1部から2部へ降格。ビックカメラは監査銘柄に指定されましたが、影響が重大であるとまではいかないとして指定解除されて上場は維持

ナイスの場合、訂正された決算短信にて特に大きいのが2015年3月期。当期純利益を4.8億円の黒字としていましたが10.3億円の赤字に訂正しています。金額だけをみると過去の他の粉飾決算と比較して低いです。しかし、何年にも渡ったこと、赤字を黒字としたことなどから厳しい判決が出る可能性も考えられます。

ナイスの株価指標と株価チャート

次にナイスの株価指標と株価チャートを確認していきます。

株価指標について

現在の株価:1,634円
予想年間配当:15円
年間配当利回り:0.92%
予想PER:7.7倍
PBR:0.44倍

2020年12月7日終値時点のデータ

株価指標は割安ですが、あまり参考になりません。

株価チャートの推移

下記はナイス5年分の週足株価チャートの推移です。

粉飾決算で家宅捜索を受けた後、大きく株価が下落。その後は下落前の水準を超えて上昇、2020年に入ると再び株価は下落しましたが、現在は再び上昇しています。

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ナイスの決算内容と今後について

最後にナイスの決算内容と今後について考えてみます。

決算内容について

2020年11月13日の決算にて2021年3月期2Q累計(4-9月)の連結経常利益は16.3億円と発表、通期計画の27億円に対する進捗率は60.4%となりました。

今後について

「事件は売り、事故は買い」と呼ばれる投資格言があります。会社として問題のあった事件の場合、その後のちょっとしたニュースで株価が大きく動き不安定になり、手を出すとやけどをすることがあります。

このような事件銘柄は短期筋も仕掛けてくるため、落ち着くまでは「買うのも売るのも」手を出さない方が吉です。このようになると「高いのか安いのか」という判断基準は全くなくなります。

現在は業績好調見通し、配当復活や元代表と損失補填の合意もあり株価を伸ばしていますが、問題がすべて解決したわけではないです。

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