「投資は余裕資金で行う」と「早めの損切り」が一筋縄ではいかない理由

「投資は余裕資金で行う」、「早めの損切りを行う」この言葉は本当によく見かけます。特に投資初心者向けの本やコラムには必ずと言っていいほど書いてあります。

投資初心者はリスクを極力減らすのが良い。という考えから書いてあるのだと思います。もちろんこの二つの否定はしないです、その通りだと思います。しかし、それが一筋縄ではいかない「わかっているけど難しい」というのを考えてみました。

  • 人により余裕資金の範囲は異なる。資産の全てが日本円もリスクでは
  • 損切りのタイミングはとても難しい。「損切り貧乏」になることも
  • 株式投資に100点の答えはないのであくまでも参考程度が良い
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投資は余裕資金で行うについて

まず一つ目は「投資は余裕資金で行う」を考えていきます。

無くなって良いお金は無い

「投資は余裕資金で行う」これは当然です。当たり前ですが、借金をして行うものではないです。中には信用取引などで大きく借金を作ってしまうケースもあり、これは投資ではなくギャンブルです。

しかし、余裕資金=「無くなっても良いお金」ではないと思います。無くなって良いお金がある人はほとんどいないかと思います。少なくとも私は100円でも無くなったら嫌です。当然ですが、増やすために投資を行うのですから。

リスク・リターンは人による異なる

当たり前ですが、ある程度のリスクを背負わないとリターンはないです。投資とはそういうものだと考えています。そして、取れるリスク、求めるリターンは人それぞれ違います。

生活費や直近で必要な分は投資に回してはいけないですが、私は「定期預金をするくらいなら投資に回した方が良い。」と考えています。しかし、人によっては「定期預金も必要」と考える方もいると思います。それももちろん正解です。

仮に所持金が1,000万円ある場合、100万円程度を投資に回せる人もいれば700万円近く投資回せる人もいると思います。どの金融商品を選ぶとどれだけのリスク・リターンがあるのか。それにより投資できる金額も変わります。

「投資は無くなってよいお金で行う」というよりは「投資するものをしっかり理解してそのリスク・リターンにあったお金を投じる」ものと考えています。そして、所持金全てを日本円現金で保有する事自体リスクがあると考えています。

早めの損切りについて

次に早めの損切りについて考えていきます。

損切りのタイミングは難しい

損切りができないと、どんどん損が膨らんで塩漬けになってしまうので、上がる見込みのない株は早めに損切りして他の銘柄を購入するのに回した方が良い。というのを見ます。

この「上がる見込みがない」という判断はとても難しいです。「明らかに上がる見込みはない。下がり続ける」のが分かるなら空売りをすればいいのですから。

人によってその銘柄を購入した理由は異なると思います、少し下がったからといって明確な理由もなく損切りしてしまっては「損切り貧乏」になってしまいます。もちろん、損切りがダメというわけではないです。早めの損切りというのは傷口が深くならないです。

損切りミスが判断を鈍くする

何度か損切りしていれば、株価が戻ることも当然あります。そして「損切りしなければ良かった」と思うこともきっと出てきます。その経験こそが損切りの判断を鈍くします。

「損切りしといてよかった」ということもあるはずですが、人は損をしたことの方が強烈に覚えていたりします。

最後に

投資の手法に100点の正解はないと考えています。100点の正解があれば皆それをすればいいですが、実際はそんなことはなく、ありとあらゆる方法・考え方が存在します。例えば、デイトレードで資産を増やす人、長期保有で株を分散保有している人。配当を重視して、ディフェンシブな優良株を買ったのに暴落して配当がなくなる。なんていうこともあります。

個人的には「損切りは早くした方がいい」というのは「株の売買を頻繁にさせて手数料を取る」というの証券会社の目的もあるのではないかと考えるときもあります。

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