ソフトバンク株(9434)急伸。ヤフーを連結子会社化でどう変わるのか。

ここ数日ソフトバンク(9434)の株価が大幅に伸び、5月10日終値は1424円まで上昇。先日、2020年3月期の連結営業利益を8900億円と計画、配当予想を10円増配の85円とし、6月末までにヤフーを連結子会社化すると発表しました。

IPO時から注目しているソフトバンクについて考えてみます。




ソフトバンク(9434)について

ソフトバンクは昨年12月に東京証券取引所1部に公開価格1500円で新規上場しました。

IPO時に書いた記事はコチラ

【ソフトバンクIPO】ソフトバンク株は買ってよいのか。
ソフトバンク株式会社(9434)のIPO申し込み受付が開始されました。 仮条件は予定通りの1500円です。はたしてソフトバンク...

上場前の通信障害、地合いの悪さもあり、公募割れをし、さんざんすすめていた多くの専門家が「1000円程度ならよかった」のような事を後から言い出しました。

ソフトバンクの伸びしろ

ソフトバンクとヤフーはこれまでさまざまな事業で協業を行い、その中でもスマホ決済の「PayPay」には特に力を入れている様に感じます。

これから連結子会社化することでフィンテックやビッグデータなどの分野でさらに利益を伸ばしていくのを狙っていると考えられます。

また、今月から仮想通貨交換業としてサービスを開始する予定のTAOTAOですが、40%の株式はZコーポレーション株式会社(ヤフー株式会社の100%子会社)が保有しており、代表の荒川さんはヤフー出身の人です。

そちらにも力を入れていくかもしれません。とはいえ、まだまだ主力は携帯電話事業です。

不安材料も抱えている

IPO時から懸念材料として見られているのが携帯料金値下げ競争の激化です。この先、競合他社が新料金プランを導入し、10月には楽天が「第4のキャリア」として参入してきます。

また楽天は来月に仮想通貨交換業の「楽天ウォレット」のサービスを開始する予定です。

スマホ決済アプリは現在「PayPay」、「LINEpay」、「楽天pay」の3つが様々なキャンペーンなどを展開し、広く普及しています。その中でもPayPayは大規模キャンペーンで多くの利用者を獲得し、家電量販店など使えるお店が多いことで現状、頭一つ抜けています

しかし、LINEや楽天はすでに多くの利用者がいるアプリやサービスがあるので、うまく連携することで利用者数を大きく伸ばす可能性があります。「メルペイ」、「au Pay」、「7 Pay」など各社も参入を発表しており、今後スマホ決済は更に競争が激化するでしょう。

最後に

ソフトバンクの株価はこれまで、一度も公開価格の1500円を上回ったことがないです。

しかし、配当が85円となれば、仮に株価が1500円だとしてもその配当利回りは約5.6%です。1400円以下となるとその利回りは6%を超えます。個人的には「配当利回りだけ」で株を選ぶのは良くないと考えていますが、「しっかりとした事業、利益」に高配当が加わるとかなり強力な武器になると考えています。

さらに先日、ソフトバンクグループ(9984)の決算発表で株主優待制度を廃止すると発表しました。携帯料金が割引になる優待ですが、ソフトバンクグループが廃止したことにより、ソフトバンク(9434)が優待制度を新設する準備が整ったのではないかと考えています。

今回のソフトバンクの決算発表では優待の話はありませんでしたが、将来、優待制度を新設すれば内容次第では大きく株価が上昇する可能性があります。

ちなみに、私はauユーザーです・・・。楽天が参入する際にキャンペーンを打ち出すと予想されるのでキャンペーン内容によっては楽天に切り替えを予定しています。

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