正栄食品工業の株価分析。配当・株主優待の利回りは低めで株価はやや落ち着き【8079】

食材専門商社である正栄食品工業(8079)の株価は2017年に急上昇しました。現在の株価はやや落ち着いていますが、果たして今後の株価はどうなるのか。業績推移・株価チャートの分析に加え、株主優待制度の内容と利回りも確認してみました。

正栄食品工業の株価POINT
  • 株価に割安感はなく、配当・株主優待の利回りも高くない
  • 2020年10月期は増益見通しで増配予定
  • 2期連続で下方修正しているが2020年10月期の上期は好調
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正栄食品工業の事業内容と株価指標

はじめに正栄食品工業の事業内容と株価指標を確認していきます。

正栄食品工業(8079)とは

正栄食品工業は食材専門商社として、原料乳製品、油脂類、製菓原材料類、缶詰類、乾燥果実・ナッツ類、菓子・リテール商品類などの輸入および卸販売を行っています。また、食品メーカーとしての事業も行っています。

参考:会社概要|正栄食品工業株式会社

株価指標と配当利回り

2020年7月6日終値時点の正栄食品工業の株価指標と配当利回りです。

株価:4,085円
予定年間配当:48円
年間配当利回り:1.18%
予想PER:24.1倍、PBR:1.71倍

株価指標には割安感はないです。年間の配当利回りも低めです。

正栄食品工業の株主優待制度について

次に正栄食品工業の株主優待制度について確認していきます。

株主優待の内容

正栄食品工業の株主優待は100株以上保有で「自社製品の詰め合わせ」、500株以上保有で「通販カタログ掲載商品の50%割引券」をいただくことができます。権利日は4月末と10月末の年2回です。

所有株式数優待品
100株以上自社製品(菓子類の詰め合わせ)
500株以上割引商品券 1枚
1,000株以上割引商品券 2枚
3000株以上割引商品券 3枚
5000株以上割引商品券 5枚

優待のお得度について

100株以上保有しているといただける自社製品の詰め合わせですが、毎回内容は異なりますが、大体3,000円分となっています。年間で6,000円分とすると優待利回りは約1.5%です。

500株以上保有しているといただける割引商品券は1枚につき通販カタログ掲載商品が3,000円まで50%引きとなります。こちらの権利獲得は少しハードルが高いです。

参考:株式情報|正栄食品工業公式サイト

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正栄食品工業の業績推移と株価チャート・配当推移

次に正栄食品工業の業績推移と株価チャート・配当推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

売上は大きくは増減していませんが、経常利益はやや減少して推移しています。2020年10月期は増益の見通しですが、2018年10月期、2019年10月期と2期連続で当初の見通しより下方修正を行っているので、なかなか苦しんでいるという印象です。

参考:業績・財務情報|正栄食品工業株式会社

株価チャートの推移

下記は正栄食品工業5年分の週足株価チャートの推移です。

株価は2017年に5倍近く急上昇、その後はやや下落して推移。現在はやや落ち着いた位置です。2018年末には連続減益見通しから大きく株価は下落しましたが、その後の2019年からのチャートはやや上昇気味に推移しています。

配当金の推移について

下記は正栄食品工業の配当金の推移です。年2回、中間配当(4月)と期末配当(10月)を実施しています。

正栄食品工業の年間配当金推移

2015年10月期:18円
2016年10月期:24円
2017年10月期:40円
2018年10月期:46円
2019年10月期:46円
2020年10月期:48円 (予)

2020年10月期は2円の増配予定としています。

基本方針は「安定的な配当を維持すること」としています。やや減益傾向ですが、2019年10月期の配当性向は約29%、2020年10月期の予想配当性向は約28%と適正水準です。

参考:2019年10月期 決算補足資料|正栄食品工業株式会社

正栄食品工業の決算と今後について

最後に正栄食品工業の決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容について

2020年6月12日の決算にて2020年10月期第2四半期累計(2019年11月-2020年4月)の連結経常利益は32.4億円と発表、通期計画の43億円に対する進捗率は75.3%となりました。上期の経常利益は前年同期比で26.3%増と好調。上方修正も期待できます。

今後の見通しについて

2019年10月期は米中貿易摩擦の影響、円高や天候不順の影響などから下方修正を行い非常に厳しい状況でした。2020年10月期の上期は巣ごもり需要もあり前年同期比で大きく増益で推移しています。株価も比較的上昇しています。

短期的には好調さの期待がありますが、長期的に見ると米中貿易問題や人件費上昇の他に、中国・アメリカに加工工場があるため、それぞれの国の情勢に業績が左右されます。株価にも割安感はないです。

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