芝浦機械の株価分析!急落・急上昇の場面あり・業績回復推移【6104】

総合機械メーカーの芝浦機械(6104)。今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・配当推移・株価チャートを分析していきます。

芝浦機械の株価POINT
  • 業績は大きく回復推移
  • 株価は急落・急上昇するタイミングあり
  • 経営改革プランの効果がどこまであるか
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芝浦機械の株価情報と業績推移

芝浦機械の株価情報と業績推移を見ていきます。

株価指標

株価:2,914円
予想PER:16.37倍
PBR:0.83倍
予想EPS:177.98円
時価総額:786億円

2023年3月20日終値時点のデータ。
最新の株価参考:芝浦機械(株)【6104】:Yahoo!ファイナンス

目立った割高感・割安感は無いです。

業績の推移

下記は芝浦機械の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は経済環境の悪化により減収・減益、最終損益は29億円の赤字となりました。2022年3月期は回復、2023年3月期は増収・増益見通しとしています。

参考:業績・財務情報|芝浦機械

株価の推移

下記は芝浦機械5年分の週足株価チャートです。

2020年1月の大きな上髭は、旧村上ファンド系のオフィスサポートからTOB実施を通告されたためです。それ以外でも株価が急上昇・急落するタイミングが何度かあります。

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芝浦機械の配当情報と株主優待

芝浦機械の配当情報と株主優待制度を見ていきます。

配当情報

2023年3月期の予定年間配当:75円
予想年間配当利回り:2.57%

配当金の推移

下記は芝浦機械の配当金推移です。配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

芝浦機械の年間配当金推移

2018年3月期:70円
2019年3月期:75円
2020年3月期:85円
2021年3月期:199.3円
2022年3月期:75円
2023年3月期:75円(予)

2021年3月期は特別配当が124.3円です。最終赤字でしたが、特別配当実施でかなり高配当利回りとなりました。2022年3月期の配当は元の水準に戻っています。

配当性向は2022年3月期が48.6%、2023年3月期の予想が約42%です。

利益配分の方針確認

芝浦機械の配当方針は「安定配当を維持し、業績に応じた利益配分」としています。

参考:配当について|芝浦機械

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

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芝浦機械の事業・決算内容と今後について

芝浦機械の事業・決算内容の確認と今後について考えてみます。

芝浦機械(6104)とは

芝浦機械株式会社(しばうらきかい、英: SHIBAURA MACHINE CO., LTD.)は、総合機械メーカーである。旧社名は「東芝機械」であり、かつて東芝グループに属していた。

工作機械からスタートした技術を射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機、印刷機械、精密加工機、微細転写装置、電子制御装置、ロボット、油圧機器、鋳物、半導体装置・などの様々な事業に展開している総合機械メーカーである。

芝浦機械 – Wikipediaより抜粋

旧社名は「東芝機械」で、元々は東芝グループでした。総合機械メーカーで携帯電話、パソコン、自動車、医療機器など様々なモノ作りに貢献する装置を製造しています。

決算内容を時系列に確認

2022年3月期の連結経常利益は45.4億円と発表。2023年3月期の同利益は54億円見通し、年間配当は75円予定としています。(2022年5月26日の決算発表にて)

2023年3月期1Q決算

2023年3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は8.6億円と発表、前年同期比122.4%増となりました。(2022年7月29日の決算発表にて)

2023年3月期2Q決算

2023年3月期2Q累計(4-9月)の連結経常利益は21.5億円と発表、前年同期比8.2%減となりました。(2022年11月9日の決算発表にて)

2023年3月期3Q決算

2023年3月期3Q累計(4-12月)の連結経常利益は28.5億円と発表、前年同期比9.1%減となりました。(2023年1月31日の決算発表にて)

今後について

2022年3月期はEV、再生可能エネルギー、労働生産性向上などに関連した需要の拡大もあり想定より好調で業績上振れ、2023年3月期は更に業績回復見通しとしています。

特別配当と今後の配当

2020年6月末を基準日とした特別配当は、株主価値向上のために特別に行ったとしています。

2021年3月期は最終赤字というのを考えると、「あくまでも特別に実施」したもので、今後は安定と業績を考慮しながら決定すると考えられます。

参考:余剰金の配当に関するお知らせ|芝浦機械

不透明感と回復期待

再生可能エネルギー関連やリチウムイオン電池向け装置など、需要が見込める分野へ開発・生産・販売の対応を強化するとしています。輸送コストなどの懸念点や警戒感から株価が下落することもありますが、期待感から上昇するタイミングもあります。

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