総合機械メーカーの芝浦機械(6104)、連続増配予定で高い配当利回りです。株価指標と業績推移、配当推移と株価チャートを確認していきます。
芝浦機械の株価情報と配当・優待
芝浦機械の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年3月1日終値時点)
株価:3,610円
予想PER:4.85倍
PBR:0.84倍
予想EPS:744.87円
時価総額:974億円
最新の株価参考:芝浦機械(株)【6104】:Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2024年3月期の予定年間配当:140円
予想年間配当利回り:3.88%
配当金の推移について
下記は芝浦機械の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
2021年3月期は特別配当が124.3円です。最終赤字でしたが、特別配当実施でかなり高い配当利回りとなりました。2024年3月期は増配予定としています。
配当性向は2023年3月期が40.3%、2024年3月期の予想が約19%です。
利益配分の方針確認
芝浦機械の配当方針は「安定配当を維持し、業績に応じた利益配分」としています。
参考:配当について|芝浦機械
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
芝浦機械の業績推移と株価推移
芝浦機械の業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は芝浦機械の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年3月期は経済環境の悪化により最終損益は29億円の赤字となりました。
2022年3月期は回復、2023年3月期は増収・増益に。2024年3月期は大きく増益見通しとしています。
参考:業績・財務情報|芝浦機械
株価のチャート
下記は芝浦機械5年分の週足株価チャートです。
2020年1月の大きな上髭は、旧村上ファンド系のオフィスサポートからTOB実施を通告されたためです。
それ以外でも株価が急上昇・急落するタイミングが何度かあります。
2023年は5月に業績好調見通しから大きく上昇しましたが、7月以降は下落しています。
芝浦機械の事業内容と財務状況
芝浦機械の事業内容と財務状況を確認していきます。
芝浦機械(6104)の概要
芝浦機械株式会社(しばうらきかい、英: SHIBAURA MACHINE CO., LTD.)は、総合機械メーカーである。旧社名は「東芝機械」であり、かつて東芝グループに属していた。
工作機械からスタートした技術を射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機、印刷機械、精密加工機、微細転写装置、電子制御装置、ロボット、油圧機器、鋳物、半導体装置・などの様々な事業に展開している総合機械メーカーである。
芝浦機械 – Wikipediaより抜粋
旧社名は「東芝機械」で、元々は東芝グループでした。
総合機械メーカーで携帯電話、パソコン、自動車、医療機器など様々なモノ作りに貢献する装置を製造しています。
3カ月決算の実績
下記は芝浦機械の連結経常利益の推移と前期との比較です。
2024年3月期の連結経常利益は145億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記は芝浦機械のキャッシュ・フロー推移です。
営業CFはマイナスの時もあり不安定です。
芝浦機械の配当について
2020年6月末を基準日とした特別配当は、株主価値向上のために特別に行ったとしています。
2021年3月期は最終赤字というのを考えると、「あくまでも特別に実施」したもので、今後は安定と業績を考慮しながら決定すると考えられます。
2024年3月期は高い配当利回りですが、業績により良くも悪くも変動しそうです。