「押し目買い」と「戻り売り」とは何か。具体例で簡単に解説【株・FXの基本用語】

株やFXなど投資の世界にはさまざまな専門用語があります。初心者のうちは「これってよく聞く(見る)けど、どういう意味なんだろう」と思うことが多々あります。

そんな株式用語を具体的にわかりやすく解説していきます。今回は「押し目買い」と「戻り売り」についてです。

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押し目買いとは

株価は上がり始めると上がり続け、下がり始めると下がり続けることがとても多いです。

上がり続けているときは上昇トレンド、下がり続けているときは下降トレンド。一定の幅で上がったり下がったりしているのをレンジ相場と呼んだりします。

株価が上がっている上昇トレンド中でも、「利益確定売り」や「相場全体の影響」など様々な要因で一時的に株価が下落することがあります。

あくまでも一時的に下落した「下に押された押し目」で買うのが「押し目買い」です。

押し目買いのメリット

押し目買いのメリットですが、早くに結果が出ることが1番のメリットです。あくまでも「一時的な下落で、この後は上昇する」と判断して買っているため、その判断が正しければ、すぐに株価は上昇して利益となります。

他にも「買うポイントの設定」、「損切り設定」のしやすさもメリットです。例えば、どれだけ下落したら買うのか、どこまで下落したら損切りするなど。

押し目買いのデメリット

押し目買いのデメリットですが、まずは「押し目」の見極めの難しさがあります。

当然、誰でも安い時に株を買いたいと考えます。実際に下落したタイミングが押し目だったのかは後にならないとはっきりと分からないです。

そのため、押し目だと思って買ったのに下降トレンドになってしまい、損切りができないと立派な塩漬け株が出来上がってしまいます。

「いつか助かるかも」、「待ってたから助かった」というのは塩漬け株を作る原因となります。

押し目買いの具体例

下記はここ数年、業績好調で株価が上昇トレンドで推移しているワークマン(7564)の週足株価チャートです。

しばらく1,000円台で株価が推移していましたが、今は1万円を目指しています。

チャートを見ると上昇している中でも、黒丸で示したように、一時的に株価が下落したタイミングがあります。このタイミングで買うのが押し目買いです。

※厳密には株式分割を行なっているため、実際の株価は異なります

「押し目買い」の見極めポイント

この押し目を見極めるのは非常に難しいです。

押し目買いを見極めるポイントや手法はいくつかありますが、基本は「上昇トレンド中の一時的な下落が買い」という点です、当たり前ですが。

まず、前提条件として「上昇トレンド中」であることが重要です。そのため、中期~長期の移動平均が上昇トレンドであることを確認します。

次に、一時的な下落の見極めです。これが難しいです。まず下落した理由を考えます。事件的なもので下落したら当然見送りますが、特にマイナスニュースもなく調整的に売られた場合、買いのチャンスとなることが多いです。

調整かどうかは移動平均からの乖離率を見るのがポイントです。ある程度移動平均線から離れているほうがチャンスですが、あまりに離れている場合はそのまま下降トレンドへ転換することもあるので注意が必要です。

過去にどれくらい下落したのか、同業種の銘柄はどれくらい下落しているのかを考えながらタイミングを見極めるのが良いです。

戻り売りとは

「押し目買い」と合わせて紹介されることが多い言葉に「戻り売り」というのがあります。

これは押し目買いとは反対で、業績が悪く株価が下降トレンドで推移している銘柄が一時的な材料で上昇した時に売りポジション(空売り)を持ち、下落したら買い戻す。というものです。

戻り売りの具体例

下記はここ数年、業績赤字で株価が下降トレンドで推移している大塚家具(8186)の週足の株価チャートです。

2,000円近くの株価が200円台まで下落しています。

チャートを見るとこの下落している最中に一時的に株価が上がったタイミングがあります。ここで売るのが「戻り売り」です。

なお、大塚家具ですが、2019年12月12日にヤマダ電機が買収したことで株価が急上昇しています。これを「戻り売り」のタイミングと見るか、それとも「経営再建で復活」と見るか判断の別れる所です。

「戻り売り」のメリット・デメリット

戻り売りのメリット・デメリットや見極めのポイントは、基本的に「押し目買い」と同じです。

売るポイントを見極めるのは非常に難しく、特に長年下降トレンドで推移している銘柄の場合、突発的なことが起きる可能性は高いです。大塚家具もその例です。

最後に

株式用語、投資の手法には様々なものがあります。歴史の長いものから、比較的浅いもの。

万人に適している手法はありません。素質や性格により適したものは異なります。多くのことを学び、実際に試行錯誤することで自分に合ったものを見つけることで確実に利益に結びつくと考えています。

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