日本ピストンリング(6461)は株価軟調で配当利回り上昇、今後の株価と配当はどうなる?

業績が悪く、株価が下落して高配当銘柄入りしている日本ピストンリング(6461)ですが、今後の株価がどうなるかを業績や株価チャート、各指標、配当などから考えてみました。

日本ピストンリングは自動車用ピストンリングなどを製造・販売するメーカーで株主にトヨタ自動車がいます。

  • 過去の業績推移と株価チャートを確認
  • 現在の株価、各指標や配当利回りなどを確認
  • これからの見通しについて、最近の業績や今後の予測を確認

過去の業績推移と株価チャートについて

はじめに日本ピストンリングの業績の推移と株価チャートを確認します。

日本ピストンリングとは

日本ピストンリング株式会社は、自動車用ピストンリングなどを製造・販売するメーカーで、主力は自動車関連製品事業のピストンリング、バルブシートです。トヨタ自動車だけでなく、国内外の自動車メーカーと取引があります。

参考:通期事業報告書|日本ピストンリング公式サイト

過去の売上と利益の推移

過去5期分+今期の予想の売上高・経常利益の推移です。

今期の見込みは中国・インド等の新興国経済の減速を受けた需要の減少や受注構成の変動影響等により、業績を下方修正しかなり厳しい見込みです。

日本ピストンリングの株価チャート

下記は日本ピストンリングの直近約3年の週足株価チャートです。

下落トレンドで、一旦の底値と見られる1,400円も割り込み下落しています。今は若干戻りつつありますが、中国経済を考えるとまだ見えにくい部分は多いです。

現在の株価の各指標と配当について

次に株価について各指標と配当について見ていきます。

株価、各指標と配当利回りはどうなっているか確認

日本ピストンリングの現在の株価は1,339円。 年間配当は75円の予定なので年間配当利回りは約5.6%です。PERは15.7倍、PBRは0.36倍です。ここ最近の株価の下落で高利回りでかなり割安になっています。

あくまでも予定ですが、9月末の中間配当が20円、3月末の期末配当が55円となっています。

※株価は2019年9月17日終値

過去の配当推移を確認

日本ピストンリングの過去の配当推移一覧です。

2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年(予)
50円60円60円65円70円75円75円

ここ数年で見ると配当は増配傾向ですが、リーマンショック後には無配の時期もありました。

「業績に応じた適切かつ安定的な利益配分を行うこと」を経営の重要政策としています。ここ数年の配当性向は20、30%台でしたが、今期の利益予想は厳しく下方修正したことにより予想配当性向は約88%とかなり高くなっています。

下方修正時に配当の修正は行っていないので今期はこれ以上業績悪化しなければ配当を減額する可能性は低いですが、この先さらに業績悪化や来期以降の利益見込み次第では減配する可能性があると考えています。

参考:株式情報|日本ピストンリング公式サイト

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績を確認

2019年8月9日の決算では2020年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は0.8億円と発表。かなり大きく落ち込み、上期の利益を従来予想の10億円から1億円へ、通期の利益を26億円から15億円に下方修正しました。

上期計画に対する進捗率は80%、通期計画に対する進捗率は5.5%とここから大きく持ち直しが必要となってきます。

今後の動きについて

2019年3月期、業績を下方修正し、今期も下方修正するなど中国の景気減速、為替の円高影響が大きく厳しい状況が続いています。

9月末の中間配当の20円については予定通りの可能性が高いですが、期末配当に関しては現時点では見えにくい部分があると個人的には考えています

もちろん、この先の2Q、3Qで業績が回復すれば問題なく、米中貿易問題の解消や為替相場次第では業績が大きく回復する可能性があります。そうなれば今の株価は安く買うことができるタイミングではありますが、現時点ではまだまだ株価が下がる、もしくは減配当のリスクはあるとみています。

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