野村ホールディングスの株価分析!警戒感から株価が急落!【8604】

総合金融サービスグループの野村ホールディングス(8604)。米国子会社で多額の損害が発生する可能性とのニュースを受けて株価が急落しています。果たして今後どうなるのか、業績推移・株価チャートを分析してみました。

野村ホールディングスの株価POINT
  • PBRは金融業と考えると目立って割安ではない
  • 警戒感から株価が急落
  • 現状では慌てて動かないのが吉か
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野村ホールディングスの株価指標と事業内容

はじめに野村ホールディングスの株価指標と事業内容を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:581.4円
予定年間配当:—
年間配当利回り:—
予想PER:—
PBR:0.64倍

2021年3月31日終値時点のデータ

年間配当は未定ですが仮に20円の場合、利回りは約3.7%です。

野村ホールディングス(8604)とは

野村ホールディングス株式会社(のむらホールディングス、英: Nomura Holdings, Inc.)は、東京都中央区に本社を置くアジア最大と同時に世界的影響力を持つ投資銀行・証券持株会社である。

キャッチコピーは「Basic & Dynamic」。みどり会の会員企業であり三和グループに属している。

野村ホールディングス – Wikipediaより抜粋

野村ホールディングスは証券最大手の「野村證券」を中心に、野村アセットマネジメント、野村信託銀行などの企業からなります。世界30カ国以上に拠点を持っています。

参考:野村グループ概要|NOMURA

野村ホールディングスの業績推移と株価チャート

次に野村ホールディングスの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

2019年3月期はホールセール部門の減損損失の影響もあり赤字に。売上・利益ともにやや不安定な動きです。また、2021年3月期は3Q時点で3,967億円と好調ですが、米国子会社の損害がどこまで影響があるか見えにくいです。

株価チャートの推移

下記は野村ホールディングス5年分の週足株価チャート推移です。

2017年から株価は下落。2020年3月以降は上昇していましたが、2021年3月29日から警戒感から急落しています。一応の目安としては500-550円辺りが見えますが、出来高が大きく膨らんでおり、想像以上に株価が動く可能性があります。

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野村ホールディングスの配当推移と株主優待

次に野村ホールディングスの配当金推移と株主優待を確認していきます。

配当推移について

下記は野村ホールディングスの配当金推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

野村ホールディングスの年間配当金推移

2016年3月期:13円
2017年3月期:20円
2018年3月期:20円
2019年3月期:6円
2020年3月期:20円
2021年3月期:未定

配当は業績に連動しており上下しています。

配当の基本方針は「連結配当性向30%、自己株式取得による株主還元分を含めた総還元性向50%以上が株主還元の目処」です。2019年3月期は最終赤字、202年3月期の配当性向は29.4%です。2021年3月期の年間配当は未定ですが、中間配当で既に前年と年間配当と同額の20円を実施しています。

参考:配当実績|NOMURA

株主優待について

野村ホールディングスはオリジナルカレンダーの株主優待を実施していましたが、2020年より廃止しています。廃止理由は「環境負荷低減などの環境保護をはじめ、様々な社会貢献活動に積極的かつ持続的に取り組む」とのことです。

このことから、優待廃止により配当還元が増えるというのは現状では考えにくいです。

参考:株主の皆様へ|NOMURA

野村ホールディングスの今後について

最後に野村ホールディングスの決算内容と今後について考えてみます。

決算内容について

2021年2月3日の決算にて2021年3月期3Q累計(4-12月)の連結経常利益は3,967億円と発表。前年同期比45.3%増と好調です。

また、2021年3月29日に米国子会社において米国顧客との取引に起因して多額の損害が生じる可能性のある事象が発生したと発表。損害見込み額、連結業績に与える影響を精査していますが、当該顧客に対する請求額は3月26時点の市場価格に基づく試算で約20億ドルです。

今後について

損害可能性や投資判断格下げもあり、株価が急落、どこまで影響があるのか精査中としています。株式投資の世界では「事故は買い、事件は売り」の格言があるように、事故の場合は株価下落で買い場となる可能性があります。しかし、逆に事件の場合はさらに大きく下落する可能性もあります。

2021年3月期の業績は株高の影響もあり、好調で最終益は過去最高を更新する勢いです。株価も上昇していました。現状では買う、売るどちらも手を出すのは投資では無くギャンブルになりますが、今後は内容をしっかり確認した上で判断するとチャンスとなる可能性があります。

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