日工の株価分析!特別配当落ち後も配当利回りが高く株価は長期上昇【6306】

土木用プラントメーカーの日工(6306)が2019年9月30日に特別配当と株式分割を行いました。特別配当を行った場合、配当権利日以降に株価は下落するケースが多いですが、日工は権利落ち後も下落することなく株価が上昇しました。はたして日工の株価と配当は今後どうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

日工の株価POINT
  • 株価は割安水準で配当利回りは高め
  • 特別配当で配当利回りが高くなったが普通配当でも十分な利回り
  • 業績は比較的安定しているが、中国向けの不透明感はある
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日工の事業内容と株価指標

はじめに日工の事業内容と株価指標を確認していきます。

日工(6306)について

日工株式会社(にっこう NIKKO CO., LTD.)は、アスファルトプラント・生コンクリートプラント等の建設機械、コンベヤ等の産業機械、破砕機、仮設足場、防水板、ショベル等の製造・販売を行う会社である。

日工 – Wikipediaより

現在の売り上げ構成のうち50%がアスファルトプラント関連で、それにコンクリート関連を含めると75%以上となっています。

参考:日工ってどんな会社?|日工株式会社

株価指標と配当利回り

2020年6月26日終値時点の日工の株価指標と配当利回りです。

株価:630円
予定年間配当:30円
年間配当利回り:4.76%
予想PER:13.2倍、PBR:0.81倍

市場全体平均から見ると割安ですが、過去の水準から考えると明らかに割安という感じではないです。年間の配当利回りは高いです。

日工の株式分割と配当推移

日工の株式分割と配当推移(記念配当)について確認していきます。

株式分割について

日工は2019年9月30日に1株を5株に株式分割。3,000円前後の株価が600円程度になったことで買いやすくなりました。

配当推移について

下記は日工の配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。株式分割後の金額に換算してあります。

日工の年間配当金推移

2016年3月期:10円
2017年3月期:11円
2018年3月期:12円
2019年3月期:12円
2020年3月期:40円
2021年3月期:30円(予)

2020年3月期の配当は通常配当が20円、特別配当が20円です。2021年3月期は特別配当を落としましたが、それでも高い配当です。2021年3月期の予想配当性向は約63%と高い水準です。

参考:業績と株主還元は?|日工株式会社

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日工の業績推移と株価チャート

次に日工の業績推移・株価チャートを確認していきます。

売上高・経常利益の推移

下記は日工の売上高と経常利益の推移です。

2019年3月期は業績が落ち込みましたが、2020年3月期は増収・増益。2021年3月期も増収・増益見通しで過去最高益を更新する見通しです。

株価チャートの推移

下記は日工5年分の週足株価チャートの推移です。

2019年3月期は業績下方修正を行いましたが、株価への反応は割と限定的でした。やや上昇気味のレンジで推移していた株価ですが、特別配当を実施すると発表した2019年5月以降はレンジを抜けて株価が上昇。一時的に株価は下落しましたが長期で見ても株価は上昇しています。

日工の決算内容と今後の株価について

最後に日工の決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容を確認

2020年5月14日の決算にて2020年3月期の連結経常利益は21.4億円と発表、2021年3月期は27億円の見通し、年間配当は30円の予定としています。

今後の見通し

この先、中国・ASEANへの積極的な展開がどうなるか見えにくい部分はあります。とはいえ、いきなり大きく業績がへこみ、利益が激減というのもなかなか想像しにくい銘柄ではあります。

また、特別配当を実施した場合、権利落ち後に株価が上がってこないというのをよく見かけますが、日工の場合は比較的好業績+将来への期待値から株価は順調に伸びています。しかし、株価が上昇したことで割安感は薄れ、配当性向が高いのはやや気になる点です。

参考:日工の成長戦略は?|日工株式会社

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