日工(6306)が特別配当を実施し、高い配当利回りとなっているが株価はどうなる?

2019年5月10日に日工(6306)が1株につき中間配当金を100円、期末配当金として100円、合計200円の配当を実施予定と発表しました。(100周年記念の記念配当が中間配当金50円、期末配当金50円)。

また、2019年9月30日に株式分割を行い現状の1株を5株にすると発表。業績黒字化、高配当、株式分割による流動性向上に期待する買いが入り現在大きく株価が伸びています。

はたして日工(6306)の株は買ってもよいのか、今後どうなるのかを考えてみます。

  • 日工の記念配当と株式分割を時系列に確認
  • 日工とはどういう会社なのか、現在の業績と将来の見込みについて
  • 現在の株価は割安なのか、特別配当狙いの難しさ

記念配当と株式分割について

まずは現状出ているものを時系列順に簡単に整理します。

  1. まずは2019年9月30日(権利付き最終日9/26)に中間配当金が1株につき100円
  2. 同9月30日、株式分割を行い1株を5株に。例:100株保有していると500株に。
  3. 2020年3月31日に期末配当金が1株につき20円

例えば、9月26日までに100株を保有するとまずは中間配当として1万円(100株×100円)もらえます。その後に株式分割で100株が500株になり、期末配当として1万円(500株×20円)もらえます。

話を分かりやすくするために、ここからは現状換算の1株当たり年間配当200円として話を進めていきます

日工(6306)の過去の配当推移

日工(6306)の年間配当200円ですが、創業100周年記念の配当100円が含まれているため高配当となっています。過去の配当推移を確認してみます。

2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年(予)
35円45円50円55円60円60円200円

仮に特別配当がない場合の配当は1株当たりの100円となります。比較的高配当ですが、今回の特別配当で配当金額が倍になるというのはインパクトがあります。

日工(6306)について

ここからは日工についての基本的なことと、最近の株価、各指標などを確認していきます。

どんな会社?何をやっているのか

日工株式会社(にっこう NIKKO CO., LTD.)は、アスファルトプラント・生コンクリートプラント等の建設機械、コンベヤ等の産業機械、破砕機、仮設足場、防水板、ショベル等の製造・販売を行う会社である。

wikipediaより

現在の売り上げ構成のうち50%がアスファルトプラント関連で、それにコンクリート関連を含めると75%以上となっています。

2019年8月7日の決算発表で2020年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は3.6億円の黒字。計画の25億に対する進捗率は14.4%です。前年同期比で大幅に改善されたことを受けて株価が上昇しています。メインの稼ぎ時は1月-3月のため、現状の進捗率が低いのはそこまで気にしなくても良さそうです。

最新の株価チャートを確認

ここ3年程の日工(6306)の週足株価チャートをみてみます。

ここ数年、緩やかですが株価は順調に伸びていて配当も増配しています。記念配当発表後からはさらに株価が上昇トレンドです。

株価と各指標、配当利回りについて

日工の現在の株価は3,335円。年間配当は200円の予定なので年間配当利回りは約6%です。PERは12.7倍。PBRは0.84倍。あまり注目されていない業種というのもあり、市場全体平均から見ると若干の割安ですが、過去の水準から考えると最近の株価上昇により明らかに割安という感じではないです。

※2019年8月19日終値時点

個人的に考える不安材料とまとめ

これは日工(6306)に限らず、先日紹介したマクセルHD(6810)を含め過去の銘柄を見てみるとわかりますが、 配当権利日以降、配当金以上に株価が大きく下がる可能性が高く、特別配当狙いは難しいです。

仮に、権利日以降に株価が大きく下落しても、業績に問題がなければ長期保有では大した影響ではないですが、ここ数年の売り上げと利益が若干伸び悩んでいるところは気になります。中国の需要がどうなるか分からないのも不安材料の一つです。

これから国内で需要が大きく伸びる可能性としては震災がありますが、いつ来るか全く読めないです。とはいえ、いきなり大きく業績がへこみ、利益が激減というのもなかなか想像しにくい銘柄ではあります。

特別配当で高配当になった銘柄に限らず「高配当銘柄」というのは良くも悪くも注目を浴びます。ちょっとした出来事で株価が大きく動くこともあり、安易に手を出すと危険なケースもあります。しっかりと考えて行動することが重要と考えています。

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