ニチレイの株価はこれから上昇?下落?業績好調で需要も見込めるが株価はどうなる?【2871】

冷凍食品市場は社会的ニーズを背景に需要が増えており、この先もさらに高まる見込みです。各コンビニも一人用の冷凍食品などさまざまな商品を増やし、その販売スペースは年々拡大しています。

今回はそんな熱い冷凍食品業界トップのニチレイ(2871)について、今後の株価がどうなるかを業績推移・株価チャート・株価指標や配当推移から考えてみました。

  • ニチレイの株価指標と事業内容について
  • ニチレイの業績推移と株価チャートについて
  • ニチレイの配当推移と株主優待復活はあるのか
  • 最近の業績と今後の見込みについて

株価指標と業績内容について

初めにニチレイの株価指標と事業内容について見ていきます。

株価指標について

現在の株価:2,605円

予定年間配当:42円

年間配当利回り:約1.6%

PER:約17.4倍、PBR:約1.92倍

PBRが若干割高ですが、そこまで気にする水準ではなさそうです。

※株価は2019年11月6日終値

ニチレイ(2871)とは

ニチレイとは、主に4つの事業会社が(1)加工食品事業、(2)水産・畜産事業、(3)低温物流事業、(4)医薬品・機能性素材事業などを行っている。

日本で初めて冷凍食品を作った企業であり、冷凍食品事業および低温物流事業において国内最大手である。

wikipediaより一部抜粋

売上・利益の多くを占める主要事業は「冷凍食品の加工食品事業(国内トップ)」「低温物流事業(世界5位)」です。

参考:個人投資家様向け会社説明会資料|ニチレイ公式サイト

業績推移と株価チャート

次にニチレイの業績推移と株価チャートをみてみます。

売上高・経常利益の推移について

下記はニチレイの売上高・経常利益の推移です。

売上は右肩上がり、利益はここ数年横ばいですが、いい意味で考えると安定していると言えます。これからどれだけ利益率を上げることができるかがカギとなりそうです。

株価チャートについて

下記はニチレイの直近約3年分の週足株価チャートになります。

しばらくレンジで推移していましたが、現在はレンジ下限で若干低迷しています。

ここからニュース一つで上昇してレンジを形成するか、もしくは下落トレンドになるか。というポイントになります。

配当と株主優待について

次にニチレイの配当推移と株主優待を見ていきます。

配当推移について

下記はニチレイの配当推移になります。

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
20円24円28円30円32円42円

ここ数年は増配傾向です。2020年3月期は10円増配の予定としています。

ニチレイの配当の基本方針ですが、「配当性向(配当 ÷ 当期利益)を目安にするのではなく自己資本配当率(配当 ÷ 純資産)を目安」にしています。これまで目安の自己資本配当率は2.5%でしたが、新たな中期計画経営計画では3.0%とし株主還元の充実を図っています。

2021年3月期以降の配当も数円程度の増配が見込めます。

参考:株主還元|ニチレイ公式サイト

自己資本配当率、株主資本配当率(DOE)とは

年間配当金総額の株主資本に対する割合。配当水準を測る指標としては、純利益に対する配当額の割合を示す配当性向が用いられることが多い。しかし、純利益は年度間の変動が大きいことから、金額的に安定した株主資本を基準にすることで、投資家に長期的に安定した配当水準を示すことを目的として用いられる。経営目標として具体的な数値を示す企業も出てきている。

コトバンクより抜粋

株主優待について

ニチレイは以前、株主優待を実施していました。

自社製品の詰め合わせがもらえるものでしたが2010年に廃止されました。かれこれ10年も前の話になります。この先ですが個人的には株主優待が復活する確率は低いと考えています

なぜなら、株主優待を廃止した理由が「株主還元の公平性として現金による利益還元を充実することが適切」と判断したからです。

中期経営計画でもDOEを用いた安定的な配当を掲げています。個人的にはこの利益還元の考え方は非常に有りだと考えています。

参考:株主優待制度の廃止に関するお知らせ|ニチレイ公式サイト

最近の業績、今後について

最後にニチレイの最近の業績とこれからの見込みについて見ていきます。

最近の業績について

2019年11月5日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益153億円と発表しました。これにより通期計画の305億円に対する進捗率は50.5%となりました。

1Qに続き、2Qでも前年同期比で増益となり非常に好調です。このままいけば通期計画達成は問題なく、若干の上方修正が入る可能性があります

今後について

大手コンビニチェーンのセブンイレブンでは冷凍食品の販売実績が10年前と比べて5倍以上になっているという報告もあります。コンビニオーナーの視点でも賞味期限が近く売り切らないといけないお弁当やお惣菜よりも冷凍食品は廃棄リスクが少なくその観点からもメリットと考えられます。

単身世帯の増加、女性の社会進出などの社会的ニーズに加えて、必要な分だけ消費できる消費者ニーズ、本格的な味や冷凍技術などの進歩も加わり市場は拡大し続けています

その一方、以前は冷凍食品と言えばスーパーマーケットと言うイメージでしたが、コンビニエンスストアやドラッグストアなどにも広がり競争も激しくなっています。

原材料の調達リスクなどもあり、今後は価格以外の面でどれだけ同業と差別化が出来るかが成長のカギとなりそうです。

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