ニチレイ(2871)の株価は今後どうなる?株主優待復活はあるのか?

冷凍食品市場は社会的ニーズを背景に需要が増え、この先もさらに高まる見込みです。各コンビニも一人用の冷凍食品などさまざまな商品を増やし、その販売スペースは拡大しています。

今回はそんな熱い冷凍食品業界トップのニチレイ(2871)について、今後の株価がどうなるかを業績やこの先の見込み、株価チャートなどから考えてみました。

  • 現在の株価チャートや株価の割安度、配当推移を確認
  • ニチレイの株主優待復活はあるのかを検証
  • 過去の業績推移と最近の業績、今後の見込みについて確認

現在のニチレイの株価と各指標

まずは株価チャート、現在の株価と各指標を確認していきます。

ニチレイの株価チャート

直近3年、週足の株価チャートです。

ここ最近は割とレンジで推移していましたが、現在少し低迷気味です。ここから上昇してレンジを形成しないとはっきりと下落トレンドになる可能性が高いです。

株価と各指標、配当利回り

ニチレイの現在の株価は2,391円。 年間配当は42円の予定なので年間配当利回りは約1.7%です。PERは約15.9倍、PBRは約1.8倍。PBRが若干高いですが、そこまで大きく気にする水準ではなさそうです。

※株価は2019年9月4日終値

過去の配当推移を確認

過去の配当推移一覧です。

2015年2016年2017年2018年2019年2020年(予)
20円24円28円30円32円42円

ここ数年は増配傾向です。特に今期は10円増配の予定としています。

ニチレイの配当の考えですが、配当性向(配当 ÷ 当期利益)を目安にするのではなく自己資本配当率(配当 ÷ 純資産)を目安にしています。これまで目安の自己資本配当率は2.5%でしたが、新たな中期計画経営計画では3.0%とし株主還元の充実を図っています。

そのため、来期以降の配当はこれまで同様に数円程度の増配が基本となりそうです。

参考:株主還元|ニチレイ公式サイト

自己資本配当率、株主資本配当率(DOE)とは

年間配当金総額の株主資本に対する割合。配当水準を測る指標としては、純利益に対する配当額の割合を示す配当性向が用いられることが多い。しかし、純利益は年度間の変動が大きいことから、金額的に安定した株主資本を基準にすることで、投資家に長期的に安定した配当水準を示すことを目的として用いられる。経営目標として具体的な数値を示す企業も出てきている。

コトバンクより抜粋

ニチレイの株主優待について

ニチレイは以前、株主優待を実施していました。自社製品の詰め合わせで2010年に廃止されました。かれこれ10年も前の話になります。この先ですが個人的には株主優待が復活する確率は低いと考えています

なぜなら、株主優待を廃止した理由が「株主還元の公平性として現金による利益還元を充実することが適切」と判断したためです。中期計画でも安定的な配当を掲げていることや現状の配当方針が浸透しているからです。個人的にもこの利益還元の考え方は非常に有りだと思っています。

参考:株主優待制度の廃止に関するお知らせ|ニチレイ公式サイト

過去の業績とこれからの見込み

ニチレイの過去の業績とこれからの見込みについて考えてみます。

過去の業績推移

ここ数年は大きく伸びてはいませんが、いい意味で安定的とも言えます。これからどれだけ利益率を上げることができるかが重要となりそうです。

最近の業績

2019年7月30日の決算では2020年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は70.9億円と発表、通期計画の305億円に対する進捗率は23.3%となりました。

昨年同期比では増益となりましたが想定内のため株価は反応しませんでした。

今後について

大手コンビニチェーンのセブンイレブンでは冷凍食品の販売実績が10年前と比べて5倍以上になっているという報告もあります。コンビニオーナーの視点でも賞味期限が近く売り切らないといけないお弁当やお惣菜よりも冷凍食品は廃棄リスクが少なくその観点からもメリットと考えられます。

単身世帯の増加などの社会的ニーズに加えて、必要な分だけ消費できる消費者ニーズ、本格的な味や冷凍技術などの進歩も加わり市場は拡大し続けています。

その一方、以前は冷凍食品と言えばスーパーマーケットと言うイメージでしたが、先述したようにコンビニエンスストアやドラッグストアなどにも広がり競争も激しくなってきています。

この先もしっかり利益を伸ばすには他社に負けない売りがどこまで出せるかにかかってきそうです。

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