ニチレイの株価・配当は今後どうなるか。株価チャート・配当推移を分析【2871】

冷凍食品業界トップのニチレイ(2871)の株価と配当について、今後どうなるかを業績推移・株価チャート・株価指標や配当推移を分析してみました。また、以前は実施していた株主優待についても考えてみました。

ニチレイの株価POINT
  • 株価はやや割高で配当利回りは平均より低め
  • 業績は安定しており配当方針からも今後の増配期待値は高め
  • 市場は拡大を続けているが競争も激化している
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ニチレイの事業内容と株価指標

はじめにニチレイの事業内容と現在の株価指標を確認していきます。

ニチレイ(2871)とは

ニチレイとは、主に4つの事業会社が(1)加工食品事業、(2)水産・畜産事業、(3)低温物流事業、(4)医薬品・機能性素材事業などを行っている。

日本で初めて冷凍食品を作った企業であり、冷凍食品事業および低温物流事業において国内最大手である。

wikipediaより一部抜粋

売上・利益の多くを占める主要事業は「冷凍食品の加工食品事業(国内トップ)」と「低温物流事業(世界5位)」です。

参考:個人投資家様向け会社説明会資料|株式会社ニチレイ

株価指標と配当利回り

現在の株価:2,822円

予定年間配当:42円

年間配当利回り:約1.49%

予想PER:18.8倍、PBR:2.04倍

※株価は2020年2月10日終値

株価指標はやや割高で配当利回りは平均より低めです。

ニチレイの配当推移と株主優待

次にニチレイの配当推移と株主優待を見ていきます。

配当金の推移

下記はニチレイの配当推移になります。年2回、中間配当(9月末)と期末配当(3月末)を実施しています。

ニチレイの年間配当金推移

2015年3月期:20円
2016年3月期:24円
2017年3月期:28円
2018年3月期:30円
2019年3月期:32円
2020年3月期:42円 (予)

配当は増配しています。2020年3月期は10円増配の予定としています。

ニチレイの配当の基本方針は「配当性向(配当 ÷ 当期利益)を目安にするのではなく自己資本配当率(配当 ÷ 純資産)を目安」にしています。これまで目安の自己資本配当率は2.5%でしたが、新たな中期計画経営計画では3.0%とし株主還元の充実を図っています。

純資産は年々上昇しているので現時点では今後も増配する可能性は高いと考えられます。

自己資本配当率、株主資本配当率(DOE)とは

年間配当金総額の株主資本に対する割合。配当水準を測る指標としては、純利益に対する配当額の割合を示す配当性向が用いられることが多い。しかし、純利益は年度間の変動が大きいことから、金額的に安定した株主資本を基準にすることで、投資家に長期的に安定した配当水準を示すことを目的として用いられる。経営目標として具体的な数値を示す企業も出てきている。

コトバンクより抜粋

参考:株主還元|株式会社ニチレイ

株主優待について

ニチレイは以前、自社製品の詰め合わせがもらえる株主優待を実施していましたが2010年に廃止されました。この先、株主優待が復活する確率は低いと考えられます。

なぜなら、株主優待を廃止した理由が「株主還元の公平性として現金による利益還元を充実することが適切」と判断した為です。

中期経営計画でもDOEを用いた安定的な配当を掲げています。株主還元は配当を基本としていると考えられます。

参考:株主優待制度の廃止に関するお知らせ|株式会社ニチレイ

ニチレイの業績推移と株価チャート

次にニチレイの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高・経常利益の推移について

売上はやや右肩上がりですが、利益は横ばいで推移しています。これからはどれだけ利益率を上げることができるかカギとなりそうです。

参考:業績ハイライト|ニチレイ

株価チャートについて

下記はニチレイの5年分の週足株価チャートです。

上昇トレンドが終了し比較的レンジで推移しています。

大きなニュースがなければ下値メドとして2,500円あたり、上値メドとしては3,200円あたりとしてみることができます。

ニチレイの直近決算と今後

最後にニチレイの直近決算と今後について考えていきます。

最近の決算について

2020年2月4日の決算にて2020年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は264億円と発表、通期計画の305億円に対する進捗率は86.6%となりました。

前年同期比で8.8%増、各決算期ごとの前年同期比でもプラスと好調です。通期計画達成は問題なく、若干の上方修正の期待もあります。そのため、決算発表後にやや株価が上昇しています。

今後について

大手コンビニチェーンのセブンイレブンでは冷凍食品の販売実績が10年前と比べて5倍以上になっているという報告もあります。コンビニオーナーの視点でも賞味期限が近く売り切らないといけないお弁当やお惣菜よりも冷凍食品は廃棄リスクが少なくその観点からもメリットと考えられます。

単身世帯の増加、女性の社会進出などの社会的ニーズに加えて、必要な分だけ消費できる消費者ニーズ、本格的な味や冷凍技術などの進歩も加わり市場は拡大し続けています。

その一方、以前は冷凍食品と言えばスーパーマーケットと言うイメージでしたが、コンビニエンスストアやドラッグストアなどにも広がりその市場規模から各メーカーの競争も激しくなっています。

原材料の調達リスクなどもあり、今後は価格以外の面でどれだけ同業と差別化が出来るかが成長のカギとなりそうです。

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