ニチモウ(8091)の株価はどうなる。記念配当実施で高配当利回り銘柄に浮上。

ニチモウ(8091)が2019年9月30日を基準日とする創立100周年記念の配当(特別配当)を1株あたり50円実施することを発表しました。これにより年間配当が100円となり配当利回りが6%以上となり株価が大きく上昇しました。

はたしてニチモウ(8091)の株価は今後どうなるか、各指標や業績、過去の特別配当で大きく利回りが上昇した銘柄例を交えて考えてみました。

  • 特別配当と現在の株価、各指標と配当利回りを確認
  • 株価チャート、業績の推移を確認
  • 過去に記念配当で大きく利回りが上昇した銘柄を確認

特別配当と各指標と配当利回り

はじめに特別配当についてと各指標、配当について見ていきます。

特別配当について

今回の特別配当ですが、創立100周年記念の感謝の配当です。

参考:剰余金の配当(創立100周年記念配当)に関するお知らせ|ニチモウ株式会社公式サイト

ニチモウの過去の配当推移を確認

過去のニチモウの配当を見てみます。

2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年(予)
50円50円50円50円50円50円100円

これまで一貫して3月末の期末配当として1株当たり50円の配当を実施していました。

今回は、その3月末の期末配当に加え特別に第2四半期末(9月30日)を基準日とする記念配当を1株当たり50円実施です。単純に年間配当が倍ですが、あくまでも今回限りです。

ニチモウの株価、配当利回り、各指標

ニチモウの現在の株価は1,784円。年間配当は100円の予定なので年間配当利回りは5.6%です。PERは4.67倍。PBRは0.42倍。ともに割安水準です。当初の配当予定の50円の場合、年間配当利回りは2.8%です。

※2019年9月9日終値時点

株価チャートと過去の業績推移

ニチモウの株価チャートを確認

下記は過去3年のニチモウの週足のチャートです。

出来高が増え株価が上昇しましたが、後述する過去の特別配当と比較すると割と緩やかです(十分大きな上昇ですが)

過去の売上と利益の推移

過去5期分+今期予想の売上・利益の推移です。

今期の予想は昨年比でマイナスですが、それでも無理をして特別配当を出したという感じではないです。1株100円の配当でも利益が予想通りであれば問題ない配当性向水準です。

昨年、株式売却に伴う特別損失の計上で純利益が大きな赤字になりましたが、将来に向けた安定的な利益確保のため必要な処置が行えたという意味ではプラスです。

参考:特別損失の計上並びに通期業績予想と実績との差異に関するお知らせ|ニチモウ公式サイト

特別配当について2つの例の確認と比較

直近2つの銘柄で特別配当発表後の動きを確認してみます。

過去にマクセルHDと明和産業二つの特別配当について紹介しました。この二つとも発表時点で年間配当利回りが10%を上回ることから注目度が大きく、株価が大きく上昇しました。

既に特別配当権利日の過ぎたマクセルHDですが、特別配当発表後に大きく株価が上昇後、直ぐに下落していきました。今は若干戻していますが、配当狙いは非常に難しいものだったかと思います。

2019年9月30日を基準日として特別配当を実施する明和産業ですが、発表後にストップ高まで買われましたが、現在若干下がりつつあります。

大きく異なる点

今回のニチモウの特別配当ですが、マクセルHDと明和産業と大きく異なる点があります。

ニチモウは特別配当で利回りが良くなったとはいえ6%前後です。特別配当が明らかに多いというわけではないです。マクセルHDや明和産業が特別配当実施により配当性向が高くなったのに対しあくまでも予定の上ですが、配当性向はそこまで高くないです。

他にももちろん異なる点は多くあるので過去の特別配当銘柄と同じようになるとはいえませんが、高配当銘柄に手を出すときはしっかりと考えることが重要です。それは特別配当で高利回りになった銘柄だけでなく、通常配当で高利回りの銘柄でも同じことだと考えています。

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