個人・法人向けに金融系のウェブサービスを提供しているマネーフォワード(3994)。今後の株価はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。若い企業で成長期待から株価が大きく上昇していましたが、急落しています。
- 株価下落も割高感あり
- 高い成長期待で上昇していた株価が大きく下落
- ニュース一つで大きく動く可能性あり
マネーフォワードの株価情報と事業内容
マネーフォワードの株価情報と事業内容を見ていきます。
株価指標
株価:4,835円
予想PER:—
PBR:6.37倍
時価総額:2,581億円
2022年1月25日終値時点のデータです。
最新の株価参考サイト:(株)マネーフォワード【3994】:Yahoo!ファイナンス
PBRはかなり割高です。
マネーフォワード(3994)とは
株式会社マネーフォワード(英: Money Forward,Inc.)は、個人向け・法人向けに金融系のウェブサービスを提供している日本の株式会社である。
個人向けサービスとしては、資産管理・家計管理ツール「マネーフォワード ME」、自動貯金アプリの「しらたま」、個人向け経済メディアの「MONEY PLUS」を運営している。
法人・個人事業主向けサービスとしては、「マネーフォワード クラウドシリーズ」として、「クラウド会計」、「クラウド請求書」、「クラウド給与」、「クラウド勤怠」、「クラウド経費」などの事業者向けSaaS型サービスプラットフォームを提供している。
マネーフォワード – Wikipediaより抜粋
個人向けの「家計簿アプリ」、法人向けの「クラウド型会計ソフト」のサービスを主に展開しています。
2012年設立、2017年マザーズ上場、2021年6月に東京証券取引所1部へ市場変更しています。
マネーフォワードの業績推移と株価推移
マネーフォワードの業績推移と株価推移を見ていきます。
売上高・経常利益の推移

売上は大きく伸びていますが、投資が大きいこともあり赤字で推移しています。
2022年11月期は年間の業績予想は非開示ですが、赤字となる可能性は高いです。
株価の推移
下記はマネーフォワード5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年4月以降に上昇、一時やや落ち着きましたが2021年4月以降さらに大きく上昇しました。
1万円も視野に入っていましたが、2021年11月以降で見ると大きく下落しています。
マネーフォワードの配当情報と決算内容
マネーフォワードの配当情報と決算内容を見ていきます。
配当情報
マネーフォワードは創業以来、配当を実施していません。
今後も事業効率化・拡大の投資に充当していくため、しばらくは無配が続くと考えられます。
決算内容
2022年1月14日に決算発表。
2021年11月期の連結経常損益は14.3億円の赤字と発表、10期連続赤字となりました。
また、2022年11月期の業績見通しは売上高が203億円-218億円予想としています。
マネーフォワードの今後について
マネーフォワードの今後について考えてみます。
今後について
個人向け家計簿アプリと法人向けの会計・人事クラウドでユーザー数をしっかり伸ばしており、収益が拡大しています。また、2022年11月期も大きく売り上げを伸ばす見通しとしています。
リスクについて
市場規模が進化・拡大を続けている分野で、まだまだ成長が望める反面、技術革新や競争なども激しいです。
そのため投資・開発費・人件費など多くの費用が事業へ悪影響する可能性もあり、規制など見えにくい部分もあります。
成長企業とはいえ、創業以来連続赤字が続いています。
株価の動き
成長性や将来性から、期待できる銘柄は「成長株・グロース株」と呼ばれます。
現在の業績ではなく、将来的な期待値から株価が上昇することが多く、想定以上となれば大きく株価が上昇しますが、想定外となれば大きく下落する可能性もあります。
また、一つのニュースで大きく上昇・下落する可能性もあります。