三菱重工業の株価分析!業績悪化で大幅減配当発表。株価も大きく下落【7011】

大手重機メーカーの三菱重工業(7011)が業績悪化から配当を大きく減配する予定です。果たして今後の株価・配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

三菱重工業の株価POINT
  • 年間の配当利回りは高めだが配当は減配している
  • 減配予定だが配当方針を考えるとさらに減配、または無配となる可能性もある
  • 株価は大きく下落し底値圏で推移している
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三菱重工業の事業内容と株価指標

はじめに三菱重工業の事業内容と株価指標を確認していきます。

三菱重工業(7011)とは

三菱重工業株式会社(みつびしじゅうこうぎょう、英: Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.)は、三菱グループの三菱金曜会及び三菱広報委員会に属する日本の企業。川崎重工業(KHI)とIHIと共に三大重工業の一角を成している。

日本最大の機械メーカーであり、三菱UFJ銀行・三菱商事と並ぶ三菱グループ御三家の一角。その製品数は700を超え、「機械のデパート」とも呼ばれる。主力製品は、船舶・エネルギー関連機器・産業機械・航空機・ロケットなど。また、鉄道車両(リニア・電気機関車・懸垂型モノレール・新交通システム・LRVなど)の製造、さらにエアコンや事業所向け大型冷凍機、産業向け工作機械、ターボチャージャー、ETCシステムの製造でも知られ、過去には「シルバーピジョン」というスクーターも製造していた。川崎重工・IHIと共に三大重工業を成しており事業内容、規模共に三大中の首位である。

三菱重工業 – Wikipediaより抜粋

三菱重工は日本最大の機械メーカーです。事業分野はエネルギー関連、航空・宇宙関係から、産業機械、防衛など広範囲です。

参考:三菱重工|セグメント別比率

株価指標と配当利回り

下記は三菱重工業の2020年5月18日終値時点の株価指標と配当利回りです。

現在の株価:2,540円
予想年間配当:75円
年間配当利回り:約3%
予想PER:—、PBR:0.7倍

PBRはやや割安。配当は大きく減配予定ですが株価が下落していることもあり年間の配当利回りはやや高めです。

三菱重工業の業績推移と株価チャート

次に三菱重工業の業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高・経常利益の推移

下記は三菱重工業の売上高と経常利益の推移です。

2020年3月期は赤字となり大きく減益。2021年3月期の利益予定はゼロとかなり厳しい状況です。

参考:三菱重工|業績ハイライト

株価チャートの推移

下記は三菱重工業5年分の週足株価チャートの推移です。

株価はここ数年レンジで推移していましたが新型コロナウイルス感染症の影響により大きく下落しています。業績悪化が既定路線のため、現在の株価も底値圏から上昇する気配がありません。現在の株価はリーマンショック後と同じくらいなのでかなり安値圏と見ることもできます。

三菱重工業の配当推移と決算内容

次に三菱重工業の配当推移と決算内容を確認していきます。

三菱重工業の配当金推移

下記は三菱重工業の配当金の推移です。年2回の配当ですが、2021年3月期は業績悪化により期末配当のみの実施予定となっています。

三菱重工業の年間配当金推移

2016年3月期:120円
2017年3月期:120円
2018年3月期:120円
2019年3月期:130円
2020年3月期:150円
2021年3月期:75円(予)

2021年3月期は業績悪化により大幅に減配予定です。

株主還元方針は「連結配当性向30パーセントを目処」としています。2021年3月期の利益予想はゼロなので大幅減配予定ですが、それでも無理をして配当を実施する形です。今後も利益が回復しない場合はさらに減配する可能性もあります。もちろん、利益が回復すれば配当も回復する可能性が高いです。

参考:三菱重工|株主還元・配当

三菱重工業の決算内容

2020年5月11の決算にて2020年3月期の連結経常損益は326億円の赤字と発表、2021年3月期は0円の見通し、年間配当は期末配当のみの75円に大幅減配する方針としました。

三菱重工業の今後の株価について

最後に三菱重工業の今後の株価上昇ポイントと株価下落ポイントについて考えてみました。

三菱重工業の株価上昇ポイント

利益の悪化の主な要因はSpaceJet事業の損失と新型コロナウイルス感染症の影響によるものです。2020年3月期はSpaceJet事業、南アフリカプロジェクトで日立製作所との和解成立などリスク資産を圧縮しバランスシートの改善をしました。株価はかなり下落した位置にあり、株価指標にも割安感が強めです。

三菱重工業の株価下落ポイント

これまでSpaceJet事業は開発スケジュール調整・納入延期を繰り返し、今回も新型コロナウイルス感染症の影響で航空業界へ深刻なダメージが出ておりメドがたっていない状態です。それ以外にも米中貿易問題や為替の影響などのリスクも保有しています。

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