松井証券の株価はどうなる?配当利回りが良いが買っていいのか考えてみる【8628】

松井証券(8628)は2019年3月期に創業100周年の記念配当を実施すると発表後、年間配当利回りが7%近くなることで株価が上昇し、大きくにぎわいました。

その後、配当権利日以降に大きく株価が下落し、現在も株価が低迷しています。記念配当は落ちましたが株価下落に伴い、現在も年間配当利回りが5%をこえる高い利回りとなっています。

果たして松井証券の株価はこれからどうなるのか、買っても良いのかを業績推移・株価チャートなどから考えてみます。

  • 松井証券の配当推移から今後の配当見通しの確認
  • 松井証券について、各指標・業績推移・株価チャートの確認
  • 最近の業績と将来の見通しについて

松井証券の配当に関して

まず初めに松井証券の配当について確認していきます。

過去の配当推移を確認

下記は松井証券の配当推移になります

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
年間配当金40円45円33円44円84円45円
配当性向66%78%79%88%225%137%

2019年3月期の配当84円は100周年記念の特別配当が39円の為、普通配当は45円。2020年3月期の配当は据え置き予定です。2020年3月期の配当性向は予測です。

今後の配当について

2020年3月期の中間配当は予定通りの22.5円としましたが、期末配当や来期の配当は見えにくい部分が多いと考えています。

その理由として、松井証券の配当に関する基本方針が「配当性向60%以上且つ純資産配当率(DOE)8%以上を基準」にしているからです。2020年3月期の予定配当は配当性向100%を超えており、過去の配当と配当性向の関係を見ると今後の業績次第で減配の可能性もあると考えています。

株価指標と業績推移・株価チャートについて

次に松井証券の各指標、業績推移と株価チャートを見ていきます

松井証券(8628)とは

長らく一般的な中堅の証券会社であったが、インターネット証券に参入し大きく成長。2001年8月には、インターネット取引専業の証券会社として、日本で初めて東証第1部に上場した。オンライン証券取引を専門に扱う業者としては、日本において最大手だった時代もあった。

wikipediaより

松井証券に関して特に悪い話は聞かないですが、現在の口座開設数はSBI証券、楽天証券のネット証券2大巨頭と比較するとだいぶ離されているのが現実です。

株価指標と配当利回り

現在の株価:896円

予想年間配当:45円

年間配当利回り:約5.02%

PBR:2.8倍

PBRは2.8倍。ネット証券の2大巨頭SBI証券、楽天証券と比較すると割高です。年間配当利回りは約5%と高い利回りになっています。

※株価は2019年10月28日終値

売上・利益の推移

下記は松井証券の売上と利益の推移です。

ここ数年は売上・利益ともに苦戦しているという印象です。

株価チャートの確認

下記は松井証券の約3年分の株価チャートの週足になります

2019年3月期の特別配当権利落ち日に大きく株価が下落し、その後も株価が軟調ですがここ最近は若干下落が止まってきた感があります。

最近の業績と今後について

最後に最近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績について

2019年10月28日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比48.3%減の40.6億円に落ち込んだと発表しました。

現時点では、ここから前年と同じだけの経常利益まで持っていくのはかなり厳しいと考えられます。

今後の見通し

松井証券に限らず、証券会社では相場が低迷すれば動く投資家が減り、手数料収入が減ります。反対に、相場が活発になると売買も増え、手数料収入が増えます。

現在の松井証券の株価は下落トレンドで指標も割高ですが、証券会社として創業100周年の大企業であるのは強みです。最近では老後資金2,000万円不足の件もあり、多くの人が証券会社に口座開設をしているという話も聞きます。

ここ最近は相場全体の上昇もあり、株式市場が活発になってきたのは証券会社全体にとってかなりプラス要因です。高配当利回りも減配さえしなければ株価の下支えになることもあります。

しかし、この後の業績見込み次第では減配の可能性もあると個人的には見ています。まずはその会社がしっかりと利益を上げることができるか。をしっかり確認することが重要だと考えています。

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