丸文(7537)の株価は割安、高配当で業績に復活の兆しがあるが今後どうなるか

半導体商社の丸文(7537)が株価が大きく下落したことで年間の配当利回りが高くなっています。割安な株であることに加え、若干不安だった業績がここにきて上昇の兆しを見せています。この先の配当はどうなるか、今後の株価がどうなるのかを各指標や株価チャート、配当の推移、業績と最近の動きから考えてみました。

丸文の高配当利回りについて

まずは丸文の配当に関することを見ていきます

各指標と配当利回りはどうなっているか確認

丸文の現在の株価は543円。 年間配当は30円の予定なので年間配当利回りは約5.5%です。PERは8.1倍、PBRは0.33倍です。商社銘柄とはいえ、PBRの割安さは目立ちます。配当ですが、1株当たり中間配当(9月末)に10円、期末配当(3月末)に20円の合計30円の予定です。

※株価は2019年10月7日終値

過去の配当推移を確認

丸文、過去の配当推移一覧です。

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
20円30円25円30円30円30円

2020年3月期の配当は据え置きの予定です。配当方針は連結配当性向30%以上を目安としています。2020年3月期の予定は44.8%、若干高めではあるものの過去の配当性向を考えると減配する可能性は現時点では低く、しばらくは1株当たり年間配当30円となりそうです。

参考:株主還元|丸文公式サイト

事業内容と業績、株価チャートについて

丸文について

丸文は、半導体や電子部品、電子応用機器を取り扱う「エレクトロニクス商社」です。
最先端の製品を世界中から調達し、電機メーカーや自動車関連メーカー、研究開発機関などに販売しています。

丸文が販売する製品は、スマートフォンやTV、自動車など私たちの身近な製品や病院、工場で利用される機器やサービスに使われ、社会の発展を支えています。

丸文公式サイトより抜粋

過去の売上と利益の推移

丸文の過去5期分+今期の予想の売上高・経常利益の推移です。

2019年3月期、2020年3月期は若干伸び悩んでいます。

株価チャートを確認

丸文の直近約3年の週足株価チャートです。

業績の下方修正、伸び悩み、半導体需要の減少懸念から株価が下落しています。株価500円周辺は年間配当利回りで5%を超えるので止まりやすいラインですが、このまま下落を続けると300円近くまで下落する可能性もあります。

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績を確認

2019年7月31日の決算にて2020年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は3億100万円と発表しました。上期計画の2億5000万円に対する進捗率は120.4%、通期計画の31億5000万円に対する進捗率は9.6%となりました。

経常利益だけを見るとしっかりと回復していますが、売上の減少と営業利益が赤字なのは気になる点です。

今後について

PBRはかなり割安ですが、ROEはここ数年4~5%前後と苦戦をしているように感じます。中期経営計画では8%を目指していますが、現状ではなかなか見えにくい部分が多いため、株価はかなり安くなっています。

配当に関しては現状では減配する可能性が低いのはプラス材料ですが、2018年に株価800円付近にいた時も底値ラインと言われ、割安で比較的高配当な銘柄と紹介されることがありました。

実際にその時はしばらく株価800円付近でもみ合いましたが、しばらくすると再び下落しました。その時より、さらにお得になっていますが、今が最安値かどうかは判断が難しいところです。しっかりと底値を打ったのを確認し、欲張らないことが重要と考えています。

参考:中期経営計画|丸文公式サイト

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