レーザーテックの株価が不安定な推移に・上昇も下落もあり【6920】

「半導体関連装置」が主力のレーザーテック(6920)。

今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を確認してみました。半導体が注目されたことで株価が大きく上昇しましたが、2022年以降は不安定な推移です。

レーザーテックの株価POINT
  • 指標は割高感強い、配当利回りは低い
  • 業績は好調推移も、株価は大きく上昇・下落
  • 株価にどこまで織り込まれているかが重要
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レーザーテックの株価情報と業績推移

レーザーテックの株価情報と業績推移を見ていきます。

株価指標

株価:25,750円
予想PER:49.41倍
PBR:21.28倍
予想EPS:521.16円
時価総額:2兆4,279億円

2023年10月24日終値時点のデータです。
最新の株価参考:レーザーテック(株)【6920】:Yahoo!ファイナンス

指標は割高感が強いです。

売上高と利益の推移

下記はレーザーテックの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

売上・利益ともに大きく上昇推移、2023年6月期も過去最高売上・利益を更新しています。

2024年6月期も増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|レーザーテック

株価の推移

下記はレーザーテック5年分の週足株価チャートです。

株価は3年で10倍以上上昇した、いわゆるテンバガー銘柄です。かなり割高でしたが大きく上昇。

しかし、2022年に入ると急激に下落。その後は上昇場面、下落場面があり不安定な推移です。

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レーザーテックの配当推移と株主優待

レーザーテックの配当推移と株主優待制度を見ていきます。

配当情報

2024年6月期の予定年間配当:183円
予想年間配当利回り:0.71%

配当金の推移

下記はレーザーテックの配当金推移です。配当権利日は、12月(中間配当)と6月(期末配当)です。

レーザーテックの年間配当金推移

2019年6月期:23.5円
2020年6月期:42.5円
2021年6月期:75円
2022年6月期:97円
2023年6月期:180円
2024年6月期:183円(予)

配当金は増配推移、2024年6月期も増配予定としています。

配当性向は2023年6月期が35.2%、2024年6月期の予想が約35%です。

利益配分の方針を確認

配当の基本方針は「連結配当性向35%を目安」としています。

参考:配当について|レーザーテック株式会社

株主優待制度について

株主優待は実施していないです。

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レーザーテックの事業内容と今後について

レーザーテックの事業内容の確認と今後について考えてみます。

レーザーテック(6920)とは

レーザーテック株式会社(レーザーテック、英: Lasertec Corporation)は、日本の半導体関連装置製造業者。

半導体マスク欠陥検査装置を中核とし、半導体関連装置、エネルギー・環境関連装置、FPD関連装置およびレーザー顕微鏡の開発・製造を行なっている。

レーザーテック – Wikipediaより抜粋

半導体マスク欠陥検査装置を中核に、半導体関連が事業の大部分を占めます。

また、海外売上比率が8割以上と高いです。

3カ月決算の実績

下記はレーザーテックの連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年6月期の連結経常利益は640億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はレーザーテックのキャッシュ・フロー推移です。

参考:レーザーテック|Google Finance

今後について

売上高は半導体関連装置が占める割合が高いです。

パソコン・スマートフォン・自動車など多くの製品に使われる半導体は、今後の需要も非常に大きいです。

リスクについて

半導体市場は技術革新が激しく、需要状況が大きく変わる可能性があります。

研究開発・設備費などの投資も必要となり、業績に良くも悪くも影響する可能性があります。

他にも、海外売上比率が高いので為替や諸外国の規制などもリスク要因として考えられます。

株価下落について

2021年は半導体関連が注目されたことで株価が大きく上昇、その反動もあり2022年以降は下落場面も出ています。

また、以前ほどではないですが割高感があります。業績は好調ですが、株価は業績では決まらないのがポイントです。

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