高配当株は日経平均が下落したときに買うのが得策?

相場全体が下落し、今後の先行きが不安な時があります。

2019年6月10日現在、アメリカがメキシコへの関税上乗せを見送りましたが、まだまだ深い米中貿易問題、不透明な経済の先行きなどで株を購入するのをためらうことも多く、手を出しずらいです。

アメリカドルも利下げ観測が出ていることから米ドルを買うタイミングも非常に難しいです。そんな手を出しずらい時は、基本的に無理をして購入するのではなく「見」というのが一番良いと考えています。

しかしながら、そんな中でもあえて「まだまだ下げそうだけど、安いから少し買いたい」という時には高配当銘柄が比較的リスクが低いと考えています。

今回はそんな相場下落時に狙う高配当株の条件を考えてみました。

高配当銘柄について

高配当銘柄は「株価が下がれば配当利回りが上がる」ため注目されることが多く、株価の下支えになるケースが多いです。

例えば、株価1,000円で1株当たり30円配当の場合、利回りは3%ですが、株価が600円まで下落したら利回りは5%です。

1,000円から下がるのと、600円から更に下がるのでは下がり圧が異なり割と限定的な事も多いです。

どんな銘柄が良いか

相場全体の株価が大きく下落しているとき、高配当銘柄がたくさん出てきます。利回り5%を超える銘柄もたくさんあります。

では、その5%を超える銘柄の全てを購入してもよい銘柄かというと決してそうではないです。

高配当銘柄の中には無理をして配当を出している場合もあり、業績が悪化するといくら配当が良くても株価が大きく下がることもあります。

また、事件など突発的な出来事で大きく株価が下落している場合の高配当銘柄も注意が必要です。

あくまでも「その銘柄に問題があるわけではなく、相場全体が下がっている場合」に有効です。

具体的な基準

では、具体的に何を見て「買っても良い高配当銘柄」を選ぶかですが、まずは配当の推移です。過去(特に近年)で減配当をしている場合、再度減配当する可能性があります。

今の配当利回りが良くても減配すれば利回りは悪くなります。そのため、減配しそうな銘柄は避けるべきです。

次に配当性向です。過去に減配当をしていないから将来も減配しないとは言い切れません。当然ですが、利益のほとんどを配当に回してしまうと会社の成長にお金を使えません。

そのような銘柄はいつか配当を減らす日が来る可能性が高いです。これもできれば避けるべき銘柄です。具体的には配当性向が100%以上の銘柄は利益以上に配当を出しているのでリスクが高いです。

さらに絞り込む条件とは

比較的業績が安定していて、突発的な出来事で下がっていないかつ減配する可能性が低い条件で絞った後、残った高配当銘柄でさらにどの銘柄がよいか考えてみます。

配当権利日がまだまだ先の場合、配当狙いで注目されるまで時間がかかり、反対に配当権利日が近い場合、すでに多くの人が保有しているケースがあるため高配当でも株価が上昇しないこともあります。そのため、タイミングとしては配当権利日が2、3カ月後の銘柄が比較的ねらい目です。

2、3カ月後に配当権利日の銘柄を購入し、配当前に上昇したタイミングで売却することで売却益を得ることができます。

気を付ける点

投資に100%はありません。購入後に株価が下がり配当権利日が近くなった場合に損を出来るだけ減らそうとそのまま配当を受け取ると考えるかもしれません。

株購入時、初めから長期保有で配当後もしばらく保有するつもりならそれでも問題ないですが、「高配当銘柄だから株価が上がりそう、上がったら売ろう」とあくまでもキャピタルゲイン狙いの場合に権利日をまたぐのは危険です。

配当権利日後、高配当銘柄は基本的に配当金以上に下がることが多く、そのままさらに売るタイミングを逃してしまい、塩漬けとなる可能性があります。

最後に

中長期期間で株を保有する場合はあくまでも「事業内容」「業績」を見るのが重要です。

高配当銘柄は下支えになることがありますが、大きく上昇するケースは少ないです。「何も問題がなく業績も好調、この先も成長が望める」そんな銘柄が高配当で放置されているのは見たことがありません。

この先、日経平均が2万円割れ、中には1万円割れを予想する人もいます。この予想が当たるか、外れるかはわかりません。

暴落は来ないほうが良いですが、いつかは必ず来ます。もし来たとき、どのような銘柄を購入するのが良いか、事前にチェックしておくことが利益につながると考えています。

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