配当利回りの高い銘柄は本当に相場下落時に買うのが有効なのか。どのような銘柄がリスクが低いのか。

新型コロナウイルスの影響で相場全体が下落し、今後の先行き不安が広がっています。景気減速懸念もあり株を購入するのをためらうことも多く、中々手を出しずらいです。こんな時は基本的に無理をして株を購入するのではなく「見」というのが一番良いです。

しかしながら、そんな中でもあえて「まだまだ下げそうだけど、安いから少し買いたい」という時には高配当銘柄が比較的リスクが低いと紹介されることがあります。今回はそんな高配当銘柄への投資は本当にリスクが低いのか考えてみました。

高配当銘柄のPOINT
  • 高配当はあくまでも下がりにくい(下がり幅が小さい)というだけで下がることはある
  • 配当利回りを見るのではなく事業、業績、この先を考えることが重要
  • 普段から高配当ではなく、相場下落で高配当となった銘柄がねらい目
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高配当銘柄が株価が下がりにくい理由とは

高配当銘柄は「株価が下がれば配当利回りが上がる」ため注目されることが多く、株価の下支えになるケースがあります。

例えば、株価1,000円で1株当たり30円配当の場合利回りは3%ですが、株価が600円まで下落したら利回りは5%になります。1,000円から株価が下落するのと、600円から下がるのでは下がり圧が異なり下落幅が限定的な事もあります。

株価が下がりにくい銘柄とは

相場全体の株価が大きく下落しているとき、配当利回りが高くなる銘柄がたくさん出てきます。今も年間利回りで5%を超える銘柄がたくさんあります。

その5%を超える銘柄、全てを購入してもよい銘柄かというと当たり前ですが、そんなことはないです。元々、高配当銘柄の中には無理をして配当を出している銘柄もあり、業績が悪化すると配当が出せなくなり減配当または無配当となるケースがあります。

その場合「配当狙い」で保有する理由がなくなるため、大きく株価が下落するケースがあります。

具体的な銘柄選びの基準とは

では、具体的に何を見て「買っても良い高配当銘柄」を選ぶかですが、まずは配当金の推移です。過去(特に近年)で減配当・無配当としている場合、再度減配当や無配となる可能性があります。

いくら今の配当利回りが高くても減配すれば年間利回りは悪くなります。そのため、減配しそうな銘柄は避けるべきです。

次に配当性向です。配当性向とは簡単に言うと「利益をどれだけ配当に回したか」です。当然ですが、利益のほとんどを配当に回すと会社が成長のために投資を行ったり、不測の事態に備えておけなくなります。

そのような銘柄はいつか配当を減らす日が来る可能性が高いです。これもできれば避けるべき銘柄です。具体的には配当性向が100%以上で続いている銘柄は利益以上に配当を出しているのでリスクが高いです。

より銘柄を絞り込む条件とは

「比較的業績が安定」かつ「減配する可能性が低い」という条件で絞った後、残った高配当銘柄でさらにどの銘柄がよいか考えてみます。

銘柄選びで気を付ける点とは

投資に100%はありません。購入後に株価が下がることはよくあります。その時どうするかを事前に考えておく必要があります。

配当狙いで長期保有する前提ならば慌てて売る必要は当然ないですが、その企業のどの部分をみて銘柄を保有しようと考えたのかが重要となります。「配当が良いから」という理由だけで保有してしまうと見えるものも見えなくなります。

業績や配当も重要な一面ですが、一番は「その会社が何を行いどのように利益を上げているか、この先どのように利益を上げていくのか」を把握することだと考えています。

最後に

中長期期間で株を保有する場合はあくまでも「事業内容」と「業績」を見るのが重要です。

高配当は下支えになることがありますが、私が知る限り株価が大きく上昇するケースは少ないです。「何も問題がなく業績も好調、この先も成長が望める」そんな銘柄が高い配当利回りのまま放置されているのは普段はほとんどありません。

しかし、相場全体が下落し悲壮感が漂っているときはそのような銘柄に出会えることもあります。

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