株価の上値と下値の目安は価格帯別出来高が参考になる

自分の保有する株の株価がどこまで上昇するか(上値メド)、どこまで下落するのか(下値メド)を予測するのは非常に難しいです。

さまざまな指標でこの上値メド、下値メドを探る方法がありますが、今回は「価格帯別出来高」で探る方法について解説していきます。

価格帯別出来高とは

名前の通り「価格帯ごとの出来高」で出来高が多い場所というのはそのまま「その価格で保有している投資家が多い」ことを表しています。

現在の株価が出来高が多い価格帯よりも下にある場合、含み損を抱える投資家が多いことを示しています。そのため、出来高が多い価格帯に近づくほど売りにでる投資家が増えて上値が重くなります。

反対に出来高の多い価格帯よりも現在の株価が上にある場合、その出来高の多い価格帯まで下落すると押し目買いが入りやすくなり下値が堅くなります。

実際のチャートで確認

例えば、下記はJT(2914)のチャートと価格帯別出来高です。

2,500円あたりの出来高が突出しています。

仮に株価が上昇した場合、いったん2,500円辺りで上値が重くなり、強い材料がないと止まる可能性が高いです。つまり「第1上値のメド」です。

そして2,500円を抜けた場合、次の「第2上値のメド」となるのが2,750円~2,800円辺りになると考えることができます。2,500円を抜けるとこの第2ラインまでは出来高が少なく急伸する可能性があります。

2,500円を抜けるように上昇した場合、買いのチャンスとなるのかもしれません。しかし、現状だと捕まってマイナスを抱えている人が多いというのが現実で、そもそも上がるにはかなりのパワーが必要です。

次に下記のチャートはゼリア新薬工業(4559)のチャートと価格帯別出来高です。

7月ごろからこれまで順調だった株価が少し軟調気味です、仮にこのまま下落する場合、1,900円あたりでいったん止まって揉む可能性が高いです。いわゆる「下値のメド」です。

これも、上昇時と同じように考えることができるため、1,900円辺りで止まらず下落した場合、急落する可能性があります。

最後に

もちろん、この出来高は一つの目安です。他の大きな材料が入ればこの目安はひとたまりもなく突破されます。しかし、大きな材料がない場合は意識されることも多いです。

また、そもそも出来高自体が少ない銘柄には適用できません。あくまでも参考の一つとして、他の指標、出来事などと組み合わせて考えることがとても重要です。

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