「押し目買い」と「織り込み済」とはどういう意味か【株式用語】

株の世界にはさまざまな専門用語があります。初心者のうちは「よく聞くけど、どういう意味なんだろう。」と思うことがあります。

そんな株式用語を具体的にわかりやすく解説していきます。今回は「押し目買い」と「織り込み済み」です。

押し目買い

株価は上がり始めると上がり続け、下がり始めると下がり続けることがとても多いです。

上がり続けているときは上昇トレンド、下がり続けているときは下降トレンド、一定幅で上がったり下がったりしているのをレンジと呼んだりします。

株価が上がっている上昇トレンド中でも、利益確定売りや相場全体の影響などで一時的に下落することがあります。この一時的に下に押された「押し目」で買うのが「押し目買い」です。

押し目買い見極めのポイント

この押し目を見極めるのは非常に難しいです。当然、誰でも安い時に株を買いたいと考えています。実際に下落したタイミングが押し目だったのかどうかは後にならないとはっきりとは分からないため、押し目だと思って買ったのに下降トレンドへの転換してしまうと立派な塩漬け株が出来上がってしまいます。

押し目買いを見極めるポイントはいろいろありますが、基本は「上昇トレンド中の一時的な下落」が買いのポイントです。前提条件として「上昇トレンド中」であることなので、中期~長期の移動平均をしっかり見て上昇トレンドであることを確認します。

次に、一時的な下落の見極めです。これが難しいです。まず下落したときに理由を考えます。何か事件的なもので下落したら当然見送りますが、特にマイナスニュースもなく調整的に売られた場合、買いのチャンスとなります。

調整かどうかは移動平均からの乖離率を見るのがポイントです。ある程度離れているほうが買いのチャンスですが、あまりに離れている場合は下降トレンドへの転換となることもあるので注意が必要です。

具体的には20%以上は離れすぎと考えられますが、現在は一時的に大きく下落することもあるので、ここは銘柄や過去どれくらいまで下落したのか他の銘柄はどれくらい下落したのかを考えながら調整するのが良いです。

織り込み済み

次は「織り込み済み」です。 影響が出そうな出来事(好材料・悪材料)が既に反映されていることを指します。これは株に限らず為替、先物でも使われることが多いです。

具体的な織り込み済み例

例えば、「業績が良かったので上方修正します」という出来事は当然プラス要因ですが、発表前の時点で既に専門家などが上方修正をするだろうと予想していて株価が上昇していた場合、その予想よりも良いものが発表されないと株価は上昇しないどころか、下落することもあります。

また、為替の話になりますが、7月末のFOMCでアメリカの利下げが予想されています。

利下げはドル安になりますが、市場では既に0.25%の利下げを織り込んだドル安になっているため、予想通りの0.25%利下げの場合、大きく動く可能性は低いです。逆に利下げ見送りの場合はドル高になり、0.5%利下げの場合はドル安に進行します。

株価や為替は実際の出来事よりも先行して動くことが多く、現在の価格にはどれだけ織り込まれているのかを考える必要があります

最後に

この「押し目買い」と「織り込み済み」は組み合わせることができます。

例えば、業績好調で株価もそれを織り込んで上昇しているとき、上方修正が発表されたが「織り込み済み」なので市場の反応はいまいち。逆にある程度株価が上昇したことで利益確定売りが広がり、一時的に下落したタイミングで「押し目買い」をする。

すると企業自体は業績好調なので再び上昇していく。あくまでも理想ですが、こんな展開を狙うことができたりします。

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