株式投資で目指すべき年利は何%か、年利は10%や20%ではなく5%が現実的な理由

株式投資を始める理由に「銀行にお金を預けていても増えない」というのがあると思います、私もそうでした。

始めたころは「銀行にお金預けているより増やしたい」という気持ちでしたが、気がつくと年間で資産を10%増やす!20%増やす!!という感情に変わっていきました。特に雑誌やネット(私が始めたころはそこまで盛んではなかったですが)などで資産を2倍にした、10倍にした。というのをみかけあこがれたというのもあると思います。

しかし、リーマンショックでダメージを受けてからはその考えをあらため、今は年間で5%増を目標としたコツコツ投資をしています。そんな今回は株式投資での目指すべき年利(リターン)について考えてみます。

そもそも年利とは

年利(年間利回り)とは1年間投資を行った投資金額に対する利益の金額の割合です。金利と同じようなものです。例えば100万円を投資金額とした場合、1年で5万円増えて105万円になれば年利5%です。

銀行にお金を預けた場合の普通預金は年間利回り0.001%くらいです。定期預金だとネット銀行やキャンペーン、期間限定などで差がありますが良いもので0.2%くらいです。

お金を借りる場合の年利

お金を借りる場合ですが住宅ローンでは安いと1%以下のものもありますが、簡単にお金を借りることができる「カードローン」や「リボ払い」などは年間で10%近くの金利が多く、知っている人は「これら高金利のものは絶対に利用しないです」

それだけ年利10%というのは、とんでもない金利なのです。

現実的な目指すべき利回りについて

目標とする利回りですが、一概に何%が絶対良いというのはなく、取れるリスク・求めるリターンに応じて異なります

運用資金が多いほど目標年利は下げた方が安定

運用資金によって目指す年利は大きく変わると思います。運用資金が少ないうちは単年で20%以上増やすことは決して不可能ではないですが、運用資金が増えても大きな利回りを出し続けるのはかなり至難の業です。

数年前に大きなリターンで有名になった「ひふみ投信」ですら運用資金が多くなり、ディフェンシブ銘柄を増やした結果、思ったような結果が出ずに保有者からは「どうなってるんだ!!」という声が出ました。

ここ最近はわりと静かですが、一時期「レオス」の公式ツイートには批判のコメントがたくさんありました。それだけ、年間20%という利益を出すというのはプロでも難しいのです。

とはいえ、投資金額が少ない、リスクが取れる。というならば大きく狙うのもありだとは個人的に考えています。株式投資にはローリスク・ハイリターンなものはありません。基本的にハイリターンを狙う場合、ハイリスクになります。20%以上増やすというのは反対に20%以上減る可能性があるということです。

重要なのは減らさない事

株式投資で重要なのは毎年プラスにすることと考えています。出来るだけマイナスをおさえることだとも言えます。

仮に100万円を投資資金として毎年5%増やした場合と20%増と10%減を繰り返した場合が下記になります。

1年目2年目3年目4年目5年目6年目7年目8年目9年目10年目
105万円110万円116万円122万円128万円134万円141万円148万円155万円163万円
120万円108万円130万円117万円140万円126万円151万円136万円163万円147万円

20%増、10%減を繰り返す方が効率が悪く、毎年コンスタントに5%増やす方がトータルでは良いのです。

そして、もし資産の50%近くを減らすようなことが一度でもあれば、立て直すのにものすごく時間がかかります。現にリーマンショックでは多くの人がそのような経験をしています。

最後に

大きなリターンを求めると必ず大きなリスクが生じます。

たまに見かける投資商品などで「年間10%以上の利回り」、「年間20%の利回り」というのを見かけますが、それらはとてつもなくリスクが高いものです。

極端な事を言うと、年間で20%以上確実に利益を上げることができるなら、金利10%でお金を借りても大きな利益を手にすることができます。もちろん、そんなことをするのは危険だというのは誰もが分かるかと思います。

大きな利益を求めるとどうしても高リスクな商品に走ってしまいます。また、5%目標としましたが、毎年5%の利益を続けることもかなり至難の業で個人的には十分すぎるラインだと考えています。あくまでも目安として、無理に狙う必要はないと考えています。

投資には必ずリスクがあります、そのリスクをしっかり把握し「高リターンをうたっているものはまずは疑う」「無理に大きなリターンを狙わない」基本ですが、そんな気持ちで動くことが重要と考えています。

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