株を「配当」と「株主優待」だけで選んでダメな3つの理由

株を買ってみようと思った人の中には「株主優待」を知ってから、という人も沢山いると思います。

株主優待生活としてTVや雑誌などで有名な桐谷さんも投資先を選ぶとき、「株主優待と配当で選んでいます。」「配当の目安は5%以上です。」と話しているのをよく見ます。

もちろん、それ自体を否定するわけではないですが、TV、雑誌などでは優待だけで選ぶ危険性についてほとんど取り扱っていないように感じます。

熟練者の桐谷さんはもちろんリスクをわかっているとは思いますし、それだけで選んでいないと思います。

しかし、TVでは編成の都合上なのか、あまり触れていないので、ここでは配当と株主優待だけで選んではいけない理由を考えていきます




そもそも株主優待とは

株主優待とは、企業が株主にたいして、株を所有してくれている感謝の気持ちとして、「自社製品」、「自社の食事券」、「クオカード」など、企業によりさまざまな物を株主に贈ることです。

大昔は株主優待を導入している企業はほとんどありませんでしたが、株主優待を導入した企業の株が上がったことから、個人投資家向けに多くの企業が導入することになったといわれています。

今では上場企業の3割以上の企業が株主優待を導入しています。

配当とは

配当(配当金)とは、銀行にお金を預けたときの利息のようなものです。

投資家は株を購入した際、その対価としてお金を企業に支払います。

企業はそのお金を使い利益をだします。その生み出した利益の一部を投資家(株主)へ還元すのが配当金となります。

近年、銀行にお金を預けてもその利息は年間で0.1%に満たないものがほとんどの中、株の配当金の平均は2%前後です。

配当、優待のメリット

銀行に預けておくよりはるかに良い「配当金」がもらえる、いろいろな商品などがもらえる「株主優待」のある株はお得感があり、個人投資家に非常に人気です。

そのため、個人投資家を増やしたい企業は「配当」、「株主優待」を積極的に導入します。

企業が個人投資家を増やしたい理由としては、企業価値の向上、流動性の確保、上場基準の達成などがあります。

配当、優待だけで株の購入判断をするのが危険な理由

ここまで、配当、株主優待は良いもののように思えます。

もちろん、悪いものではないですが、それだけで選んではいけない理由を考えます。

1.株を購入するときに重要視するのはあくまでも企業の成長性であること。

株を買う基準で重要なのは、株価上昇が見込める企業であるかどうか。その会社が将来成長するか。その企業の株価が割安か。ということです。

配当が多いから、優待を出しているから。という理由で買うと、思わぬ割高の時に買ってしまい、その後株価が下落してしまう可能性があります。

2.配当をたくさん出している企業が必ずしも業績が良いとは限らないこと。

当然ですが、会社が成長するにはお金が必要です。設備投資や新しいことに挑戦するにはお金が必要となります。そして、そのお金を集める手段として株を発行しています。

あまり利益は出ていないが、配当を減らしてしまうと株主が減ってしまうので少々無理をして配当を出している企業もあります。無理をして配当を出すということは設備投資などに回すお金が減るということです。

一つの目安に配当性向というものがあり、利益をどれだけ株主に還元しているか。という数値になります。通常、この数値は20~30%になります。ただし、成長企業は低く、成熟企業は高いという傾向にあります。

もちろん、単純にこの数値が低いから良い、高いからダメというわけではないです。

3.配当、優待の変更で株価下落の可能性があること。

上記、1,2からつながることですが、配当が良い、株主優待がもらえるという理由で購入しているということは配当が悪くなった場合、または株主優待がもらえなくなった場合、「配当」や「株主優待」目当てで株を購入している人が売ってしまい、株価が急落する可能性があるということです。

まとめ

「クオカードをくれるから買う。」、「配当が5%超えてるから買う。」というのだけで株を買うのは非常に危険です。

もちろん株主を大事にする企業は素晴らしいと思います。しっかりと配当に還元し、株主優待を行う素晴らしい会社はたくさんあります。

配当、株主優待を投資の判断材料とするのも正しいです。しかし、それだけではなく会社の業績や、業務内容をしっかりみて考える。もし株主優待がなくてもその会社の株を買いたいか。さまざまな要因から投資先を選ぶことが重要です。

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