配当利回り6%超え、JT株(2914)の株価は今後どうなる?

5月30日終値時点でJT(2914)の株価は2500円、1株当たりの配当予想は154円なので年間予想配当利回りは約6.1%です。

過去に何度かこのブログでも記事にしていますが、果たしてJT株は買ってもよいのか、「買ってよい点」、「買ってダメな点」を再度考えてみます。




人気のJT株

JT株には優待があり、高配当なので特にNISAを利用して保有する人が多く、人気銘柄の一つと紹介されることがあります。配当は10年以上減配無し、ここ5年は毎年増配しており、政府が保有していることも安心材料です。

配当、優待に関しての記事は下記より。

上がらない株価

人気の銘柄ですが、株価はここ数年下落傾向 にあります。下記は週足のチャートです。クリックで拡大できます。

底値付近に見えますが、信用の買い残も多く、一気に上昇するのは厳しいです。とはいえ、高配当とPERが約12倍の割安感が下値支えになっていて、下値も限定的です。

事業内容から考える

中長期で株を保有する場合、「配当ではなく事業内容」を確認するのが重要です。いくら優待や配当が良くても今後の伸びしろがない場合、会社の利益は減り、株価が下落し、配当も減ります。

現在、JTのメイン事業は80%以上を占めるタバコ事業で、特に稼ぎ頭となっているのが海外のタバコ事業です。M&Aで事業を拡大し各国でシェアを広げています。

新興国では人口が増えるのに伴い、嗜好品であるタバコ需要が増える可能性が高いですが、WHOが禁煙を推奨したり、国によっては公共の場での喫煙を禁止するなど、タバコがこの先どうなるか不透明感は強いです。

日本の紙タバコもこの先伸びないのは誰の目にも明らかで、iQOSに遅れて新型の電子タバコも市場に投入されて人気のようですが、まだまだどうなるかわかりません。

他には医療事業、株主優待でももらえる食品加工事業がありますが、これらがすぐに大きな利益につながる可能性は低いです。

最後に

JT株の高配当は一時的なものではなく、特別なことがあって株価が下落したわけでもないです。政府が全株式の3分の1を保有し、今のところ減配当の気配もない点はとても魅力です。

しかし、海外たばこで訴訟問題を抱えており、一時的なニュースで株価が大きく下落する可能性もあります。昨年、3000円を割った辺りから割安で保有しても良い株として紹介されているのをよく見かけましたが、現在は2500円と下落が止まらない状態です。

いきなり倒産するような会社ではなく、かなり割安であるのは確かなので、個人的には市場全体が比較的おとなしくなったら保有するのは有りと考えています。とはいえ、すぐに飛びつく銘柄でもないと考えています。

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