高温加熱式たばこで巻き返しをはかるJT株はどうなるか

JT(日本たばこ産業)が1月17日に加熱式たばこの新商品を1月29日に発売すると発表しました。

これまで遅れをとっていた加熱式たばこ界で高温式を投入して巻き返しをはかるのを狙っているのでしょう。ちなみに、12月にJTに関して書いた記事はこちら

JT株は買い時なのか。高配当株、優待株だが今後どうなるか。
高配当株、優待株で有名なJT(日本たばこ産業)の株は果たして買い時なのか。配当だけではなく、変更した株主優待やタバコ以外での事業の今後の成長性などから買い時を現在の動向などから考えてみました。

この当時は株は保有してませんでしたが、年末の暴落時に少しだけ買ったので現在は保有しています。そんなJT株が「今後どうなるか。」をあらためて考えてみます。




加熱式タバコ市場について

加熱式タバコはおよそ3年前に発売された「アイコス」が大ヒット。市場規模が一気に拡大しました。しかし2018年は成長が鈍化し今後、市場の大きな伸びはあまり期待できないと予測されています。

そのため、JTは今回の新商品で新たな顧客を確保するというよりは現在8割近く占めているとみられる「アイコス」のシェアを奪っていくことになります。

重要な事が1点。

現在、この加熱式タバコは従来の紙巻きたばこに比べると税率が低く利益率が高いです。そのためシェアを広げるだけでなく単純に紙巻きたばこから加熱式にユーザーが移行しても利益の上昇が見込めます。(たばこ税の見直しは常にされていて、紙巻き、加熱式ともにどんどん税金は増えますが・・・)

シェア奪還はできるのか

JTが新たに投入する製品の出来がわからないので判断ができないですが、現状のアイコスユーザーは100%満足しているかというと決してそうではない人が多いと感じています。

「本体の寿命」、「独特の香り」に不満を持っている人は多く、アイコスを試してみたが紙たばこに戻った人もいます。それらの人をどれだけ引き込めるかがカギとなりそうです。

また、低温式である従来のプルームテックは「吸い応え」に不満を抱えている人が多く、そこが改善されていれば大きくシェアを伸ばすことは可能と考えます。

厳しい現実も

仮にシェアを奪還できたとしてもアイコスは黙っていないでしょう。日本のタバコ市場は縮小していくのはほぼ間違いなく、その中で戦うのは非常に厳しいというのが率直な感想です。

そのため、さまざまなリスクがあるが海外たばこ事業、医療・加工食品事業の方が伸びしろはあるのではと感じます。

最後に

今回JTが発売する「新加熱式タバコ」はCMやキャンペーンをうまく打ち出せばすぐにでも広まる可能性があり、非常に面白いとみています。

以前、高温式で遅れをとったときは、日本のタバコ界ではあまりやる気がないのかと思っていましたが、ここにきてようやく反撃ののろしを上げました。

今後もしばらく注視していきます。

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