株価を比較する物差しの「時価総額」についての簡単な解説と時価総額から見えてくる事について

企業の価値や現在の株価を評価する物差しは沢山あります。有名なものだとPERやPBRなどもその一つです。そんな今回は株価を比較する「時価総額」についての簡単な解説と時価総額から見えてくることについて考えてみました。

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時価総額の基本について

まずは時価総額の基本を確認していきます。

時価総額とは

時価総額(じかそうがく、Market capitalization)、株式時価総額とは、ある上場企業の株価に発行済株式数を掛けたものであり、企業価値を評価する際の指標である。時価総額が大きいということは、業績だけではなく将来の成長に対する期待も大きいことを意味する。

時価総額は企業尺度や企業の実力の一面にしかすぎないが、市場の期待値を反映した尺度の一つであり、一般には企業の利益や資産が大きいほど時価総額も高くなる。しかし、株価は時に過大(過小)評価される場合があるため、絶対的なものではない。

時価総額 – Wikipediaより抜粋

時価総額は「株価」×「発行済み株式数」です。つまり、その企業自体の価値ではなく、あくまでも株価ベースでの評価です。

日本国内企業の時価総額ランキング

下記は2020年7月3日終値時点の日本株の時価総額ランキングです。

銘柄名時価総額
トヨタ自動車22兆611億円
ソフトバンクグループ12兆749億円
キーエンス10兆7,206億円
NTT9兆6,642億円
中外薬品9兆6,529億円
ソニー9兆4,718億円
NTTドコモ9兆3,291億円
KDDI7兆3,549億円
任天堂6兆5,861億円
ソフトバンク6兆5,345億円

当然ですが、聞いたことのある有名な企業が並んでいます。中でもトヨタ自動車の時価総額は飛びぬけています。

時価総額から見えてくること

次に時価総額から見えてくることを考えていきます。

時価総額と業績は関係がない

今年に入り大きく株価が上下している医療ベンチャーの「アンジェス(4563)」ですが、2020年7月3日終値時点の時価総額は2,223億円です。同じく医薬品メーカーの「沢井製薬(4555)」の時価総額は2,380億円です。

アンジェスは先行投資中で連続赤字で配当無配。沢井製薬は利益好調で配当もしっかり出しています。しかし、時価総額はかなり近いです。

これは時価総額が株価ベースなので起きていることです。株価というのは、基本的に「先の期待値の価格」です。今の業績や企業規模ではないです。

時価総額でわかる事とは

時価総額でわかるのは、どれだけ期待値が高いか、または低いかです。過去の株価推移やPER、PBRなどからも現在の株価が高いのか低いのかの目安となりますが、時価総額も同業他社と比較し、どれだけ期待値が高いかが分かります。

時として株価は過剰に反応するため、期待値が高くなりすぎる、低くなりすぎることもあります。時価総額自体に大きな意味はないかもしれませんが、一つの判断材料として確認・比較してみるのも良いかもしれません。

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