ベンチャーキャピタル最大手のジャフコグループ(8595)。今後の株価と配当がどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。
- 業績は大きく上下する可能性あり
- 連続増配推移、高利回りの可能性あり
- 伸びしろもあるが、不透明感も強い
ジャフコGの株価情報と事業内容について
ジャフコグループの株価情報と事業内容を見ていきます。
株価指標
株価:1,537円
予想PER:—
PBR:0.55倍
時価総額:1,244億円
2022年4月25日終値時点のデータです。
最新の株価参考サイト:ジャフコ グループ(株)【8595】:Yahoo!ファイナンス
業績見通しは非開示の為、PERは算出不可です。
ジャフコグループ(8595)とは
ジャフコグループ株式会社(英: JAFCO Group Co., Ltd.)は、日本最大のベンチャーキャピタルである。ベンチャー投資及びバイアウト投資(企業買収)を手掛けている。
日本を代表する投資ファンドの一つ。また、国内での投資の他北米(シリコンバレー)、中華人民共和国(北京市、上海市)、台湾、シンガポール、香港に拠点を持ち、グローバルな投資活動を行っている。
ジャフコグループ – Wikipediaより抜粋
日本最大のベンチャーキャピタルです。
簡単に言うと「ベンチャー企業(新興企業)に投資をする組織」です。自己資金を投資する場合とファンドを設立して資金を集めて投資する場合があります。
ジャフコGの業績推移と株価推移について
ジャフコグループの業績推移と株価推移を見ていきます。
売上高と営業利益・経常利益の推移

2021年3月期は取り巻く環境の悪化で厳しくなりましたが、2022年3月期に大きく回復。
不確定予想が多いため、業績予想は出していません(証券系の銘柄の多くは業績見通しを出していません)。
株価の推移
下記はジャフコグループ5年分の週足株価チャートです。

2018年は下落推移、2019年はレンジ推移。
2021年に入ると上昇していた株価ですが、2021年10月以降では下落しています。
ジャフコGの配当情報と決算について
ジャフコグループの配当情報と決算内容を見ていきます。
配当金の推移
下記はジャフコグループの配当金推移です。
期末の一括配当(3月)を実施しています。

配当金は連続増配推移です。配当性向は2022年3月期が26.4%です。
2023年3月期の配当は未定としていますが、仮に年間配当55円とした場合の利回りは約3.6%となります。
株主還元・配当方針の確認
配当金は「株主資本(期首・期末の平均値)の3%を目途」としています。
株主資本を基準としており、安定配当に期待が持てます。
決算内容の確認
2022年4月22日に決算発表。
2022年3月期の連結経常利益は183億円と発表、前期比56.8%増となりました。
ジャフコGの今後について
ジャフコグループの今後の株価上昇ポイント、株価下落ポイントを考えてみます。
株価上昇ポイント
専業ベンチャーキャピタルで国内最大手で、国内だけでなく米国、アジアなどにも展開しています。
事業特性で業績がやや安定しにくいですが、投資先の新規IPOも順調、新ファンド設立などまだまだ伸びしろがあります。
また、配当方針で株主資本を目安にしており、安定高配当利回りとなる可能性もあります。
株価下落ポイント
未上場株式への投資は不確実性が高いです。個々の案件で違いがありますが、基本的にハイリスク・ハイリターンです。
また、ベンチャーキャピタル専業のため、当然、世界経済・株式市場やIPO市場の影響を強く受けます。
その他には、競合の出現や為替レート、法規制などがリスク要因として考えられます。