日立キャピタルの株価分析!減配予定も高めの配当利回り、株価と配当の推移を確認【8586】

リースやローン事業を展開する日立キャピタル(8586)、不正常取引の影響で2019年3月期の決算発表と配当がずれ込み、2020年3月期に特別配当を実施しました。果たして今後の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析しみました。

日立キャピタルの株価POINT
  • 株価指標に割安感があるが、特別割安ではない
  • 配当利回りは高めだが、実質減配している
  • 利益が減益傾向で業績推移はやや厳しい
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日立キャピタルの事業内容と株価指標

はじめに日立キャピタルの事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:2,502円
予定年間配当:94円
年間配当利回り:3.76%
予想PER:10.6倍
PBR:0.77倍

2020年8月7日終値時点のデータ

市場平均と比較すると株価は割安ですが、業種を考えるとものすごく割安という感じではないです。配当利回りは高めです。

日立キャピタル(8586)とは

日立キャピタル株式会社(ひたちキャピタル、英:Hitachi Capital Corporation)は日本の大手総合ファイナンス会社である。日立製作所および三菱UFJフィナンシャル・グループの持分法適用関連会社。

2016年 5月-三菱UFJフィナンシャル・グループ及び三菱UFJリースとの業務提携・資本提携に合意。2016年10月-日立製作所および三菱UFJフィナンシャル・グループの持分法適用関連会社となる

日立キャピタル – Wikipediaより一部抜粋

日立キャピタルは2019年3月期に不正常取引の影響から決算発表延期となりました。その後は関係役員が処分されるなど業績・株価にも大きく影響しました。

参考:役員の処分等に関するお知らせ|日立キャピタル公式サイト

日立キャピタルの配当推移と株価チャート

次に日立キャピタルの配当金と株価チャートの推移を確認していきます。

配当金の推移

下記は日立キャピタルの配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

日立キャピタルの年間配当金推移

2016年3月期:84円
2017年3月期:86円
2018年3月期:86円
2019年3月期:46円
2020年3月期:150円
2021年3月期:94円(予)

不正常取引の影響で2019年3月期の期末配当を延期し、その代わりに特別配当(2019年8月)を実施。2021年3月期は普通配当だけで考えても減配しています。

中期経営計画において「配当性向を従来の30%程度から40%程度に引き上げる方針」としています。2021年3月期の予想配当性向は約40%です。

参考:2019~2021 年度 中期経営計画策定のお知らせ|日立キャピタル株式会社

株価チャートの推移

下記は日立キャピタル5年分の週足株価チャートの推移です。

ここ最近では大きく下落した後に株価を戻しています。長期的に見ると広めのレンジで推移しています。ここから株価が上昇した場合の第1メドは2,700円、下落した場合の第1メドは2,200円と見ることが出来ます。

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日立キャピタルの業績推移と決算内容

次に日立キャピタルの業績推移と決算内容を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

下記は日立キャピタルの売上高と経常利益の推移です。

売上は比較的順調に伸びていますが、利益は2019年3月期に引当金計上により大きく減益、それを除いたとしても減少推移しています。2021年3月期は減収・減益の見通しです。

決算内容を確認

2020年8月5日の決算にて2021年3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は89.9億円と発表、通期計画の385億円に対する進捗率は23.4%となっています。前年同期比で17%減ですが減益見通しのため、進捗率ではそこまで悪くはないです。

日立キャピタルの今後について

最後に日立キャピタルの今後について考えてみます。

今後について

日立キャピタルは日立製作所及び三菱UFJが大株主という安定感や、海外で幅広く事業展開しリスク分散、高い成長性を維持しているのはプラスポイントです。不正常取引の問題が出ましたが思ったほど株価は下落していないです。

しかし、多くの事業を展開するのはリスクを分散すると同時に多くのリスクを抱えることになります。2021年3月期は特別配当を抜いても減配となりましたが十分に高い配当利回りです。しかし、利益は減少傾向にあるため、今後も利益が減れば当然、更に減配する可能性があります。逆に現状の厳しい状況を抜け出せると配当は増える可能性が高いです。

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