やはり配当利回りで株を選ぶのはおすすめできない

以前、「高配当」だからという理由なだけで株を選ぶのは危険という記事を書きました。

「高配当」だけで株を選ぶのは危険
以前、株を「配当」と「株主優待」だけで選んではダメという記事を書きました。 今回、補足のような形になりますが、「高配当...

今回は実際に2019年3月期の例を見ていき、配当利回り投資を考えてみます。




配当があるのは良い事

まず初めに、大前提として「配当」があることは良い事です。当たり前ですが、会社が利益を生み出ていないと配当を出すことができません。成長企業の中には利益を出していてもその利益を新たな事業に投資するために配当を出さないところはたくさんありますが、それも会社の価値を上げる方法として良い方法だと考えています。

しかし、中には利益が出ていないですが、配当を減らすと株価が下落するということで無理に配当を出している企業もあります。仮に、その後も利益を上げることができなければ、将来的には「減配」、「無配」ということになる可能性があります

もちろん、その後回復して何も影響がなかった。となる場合もあります。

高配当には理由がある

日本人は特に「利息」、「配当」、「優待」に弱い。と言われています。他には「期間限定」、「新商品」にも目がないともいわれていますね。日本人だけではないと思いますが。

そんな私も、買い物にいくとおまけ付きにはついつい釣られてしまうこともあります。

「おまけ付き」の商品は、「まずは手にしてもらいたい。」などの理由があっておまけをつけているのだと思います。宣伝費みたいなものですね。

配当利回りが良い株というのもそれなりの理由があります。当然ですが、リスクが少なければ配当利回りの良いの銘柄は買われ、自然と利回りが下がっていきます。

2019年3月期の例

2019年3月は多くの企業の配当権利日があり、配当権利落ち後に急落した銘柄もたくさんあります。今回その中でも特徴的なものを取り上げてみます

松井証券(8628)の場合

2019年3月期の配当は創業100年記念配当込みで84円。

配当権利日には、前日終値の1194円から当日の終値で1092円まで100円ほど下落しました。その後、あまりすぐれない決算結果もあり、若干株価は低迷しています。

しかし、記念配当を発表した2019年7月当時の株価は1050円程度で、発表後はぐんぐんと株価を伸ばしました。「株価が上昇したので売却した人」「長期保有で以前から保有している人」は利益を上げることができたかと思いますが、反対に「株価が上昇しているときに購入し配当を受けとろうとした人」はタイミングによっては損をしていることと思います。

スズデン(7480)の場合

2019年3月期の配当は本社ビル譲渡による特別配当込みで120円。

配当権利日には、前日終値の1844円から当日の終値で1620円まで220円ほど下落しました。

こちらも同様に、2019年1月に記念配当を正式発表した後、ぐんぐんと株価を伸ばしたので、松井証券と同様、「株価が上昇したので売却した人」「長期保有で以前から保有している人」は利益を上げることができたかと思います。

最後に

もちろん、株価は配当だけでは決まりません。今年は年明け以降、全体的に株価が比較的順調に伸びたというのも株価上昇の理由の一つです。

しかし、「松井証券」も「スズデン」もアンテナが高い人は増配があるのでは。と考えていた人がいると思います。

私は別の銘柄で配当が増えるのでは、と考え保有していましたが、5円の増配でそこまで株価は伸びませんでした。

全ての企業が当てはまらないですし、まずは「その会社の事業内容、業績を見る」というのに変わりはないですが、比較的順調な会社で創業50年、100年といった節目の企業は狙い目(高配当候補銘柄)かもしれないですね。

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