「高配当」だけで株を選ぶのは危険

以前、株を「配当」と「株主優待」だけで選んではダメという記事を書きました。

株を「配当」と「株主優待」だけで選んでダメな3つの理由
株を配当や株主優待で選ぶことを薦めるのをよく見ます。もちろん、配当や株主優待はとても重要で投資の判断材料となりますし魅力がありますが、それだけで選ではいけない理由が大きく3つあります。初心者の方でもわかりやすく優待だけで選んではいけない理由を考えます。

今回、補足のような形になりますが、「高配当」という理由だけで株を選ぶと痛い目にあう可能性があるというお話です。




高配当という甘い蜜

株を購入するきっかけの一つに「配当金がもらえるから」という理由の方はたくさんいると思います。

私も「銀行にお金を預けても増えないので、株を買ってみようかな」と思ったのが、株をはじめるきっかけの一つでした。

株を始めた当初は頻繁に株を売買するつもりはなく、しばらく株を保有し銀行の利子よりはるかに良い配当金を受け取るつもりでいました。

そして、せっかくもらうなら金額が多いほうが良い、「高配当の株を買おう!」と考えました。

当時、私は雑誌に載っていた高配当株をその会社の事をよく知らないまま買ってしまいました。すると、その会社が業績悪化に伴い、配当を減らしました。当然、株価も下落しました。

配当が高い会社全てに当てはまるわけではないですが、このようなリスクが当然あります。

直近2つの例

旧ソニーケミカルのデクセリアルズ(4980)は2017年3月の株価が1100円、1株当たりの配当が55円で、配当利回り5%でした。

現在は減配当しており、2019年の予想配当は40円、現在の株価が917円です。

もう一つ、フィールズ(2767)は2017年3月の株価が1156円、1株当たりの配当が50円で、配当利回り4.32%でした。

2019年の予想配当は10円、現在の株価が989円です。

もっと苦しい会社はたくさんあります。

今回、例として挙げた2社ですが、実はすでに業績が回復傾向にあり、将来的に配当が戻る可能性があります。そのため、あえて載せました。

※株価は2018年12月7日終値

現在の配当ではなく、将来の配当を考える方法もある

雑誌などでよく見かけるのは現在の株価に対する配当利回りです。当たり前ですが。

例えば、現在の株価が1000円で配当金50円の場合、利回り5%です。

配当金が20円に減った場合、実質利回りは2%まで下がります。当然ですが、株価も下落します。

毎年、増配をしていることで有名な会社に花王(4452)があります。

現在の株価が8506円、予想配当は120円のため、利回り1.41%です。決して高配当ではないですが・・・

ざっくりと過去をみると、2017年が配当110円(株価7000円ほど)、2015年が配当80円(株価5000円ほど)。毎年、その当時での利回りを見ると2%未満です。

しかし、仮に3年前に5000円で購入したとすると、初年度は利回り1.6%ですが、今年は2.4%まで上がることになります。それ以前に購入している人はもっと利回りが良いですし、株価も上がっているため、含み益もあります。

※株価は2018年12月7日終値

まとめ

雑誌やブログで高配当の株を紹介するのをたくさん見ます。

それ自体はまったく否定はしません。私が保有している株の中に高配当の株も当然あります。

しかし、「高配当だから」という理由だけで選ぶのは危険です。私も株を始めたばかりの頃に痛い目にあいました。

具体的に「高配当で選んでよい会社」という基準は人それぞれになると思いますが、「将来成長するだろう」、「この会社を応援したい」、過去に減配をしていない、増配をしている、配当性志向が極端に高くない、有利子負債が多くない。などなど、自分なりの基準で組み込むことが重要です。

また、現在の配当利回りは低いが増配により、将来、高配当に変身する銘柄を見つける。というのもある意味「高配当銘柄」への投資であると考えています。

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