金の先物が過去最高値、株への影響やこれからの投資戦略を考える

金(GOLD)の先物価格が東京商品取引所で取引が始まった1982年以降の過去最高値を更新したようです。私は先物はやらないですが株などにも影響する出来事なので注目しています。

今回、この金の高値更新について考えてみました。

金の価格上昇が意味するものとは

金の価格が上昇するのは「世界経済の先行き警戒」と「通貨への不信」が発生しているときです。

今回のニュースを見たときに真っ先に思い出したのがリーマンショックからの欧州通貨危機で世界同時株安の中、2011年9月にNY先物市場にて金が史上最高値をつけたことです。1トロイオンス1900ドルを超えていました。

現在、東京商品取引所では最高値となっていますが、 NY先物市場ではまだ1500ドルです(2011年当時は1ドル80円前後というのもあり)。判断が難しいところではありますが、当時よりはまだ「安全資産への回避」の意識は強くないのと個人的には感じます。

史上最高値をつけた金のその後

2011年9月に史上最高値をつけた金ですが、その後の価格は軟調でした。

2012年下落した金

1900ドルを超え史上最高値となったとき、専門家やアナリストの中には「2020年までに金は1トロイオンス5000ドルもありえる。」と言う声がありました

しかし、そのあとの2012年にはヘッジファンドの換金売りなどがあり、1500ドル台まで急落しました。急落後には割安感から買い戻しが入りましたが、その上昇は一時的でした。

株価上昇とともにさらなる下落

リーマンショックから立ち直りはじめ経済が回復し、株価が上昇するとともに金の価格は下落しました。その結果、金の価格は2016年まで下がり続けました。

今後の金はどうなる

米中貿易摩擦やアメリカをはじめ各国での政策金利利下げの影響もあり金の価格が上昇していますが、この先イギリスのEU離脱問題の結果次第では更に上昇する可能性もあります。

また、反対に米中貿易問題が解決したり世界経済への先行き不安が解消されると過去同様に一気に下がる可能性も高いです。

現状では不安材料が多いため、金の価格が上昇していますが、株価はそこまで大きく崩れているわけではないです。このアンバランスさは不自然であり、近い将来どちらかが大きく下落する可能性は高いです。

「安全資産」ではない金

よく聞くのが「金は安全資産」という言葉です。

しかし、金は短期的には全く安全ではないです。2年前1000ドルだったものが現在1500ドルまで上昇していたり、過去には約1900ドルから1年半で一気に1200ドル近くまで下落したこともあります。

特に先物で取引するのはとてもじゃないですが「安全」ではないです。

金はあくまでもわき役

私は金を否定するわけではないです。しかし、金やプラチナなどの商品はあくまでも「守りの資産」と考えています。なぜならば、持っていて金利が付くわけでもなく、株のような配当もないからです。

もちろん、銀行に預けてもほとんど利息がなくその価値が今後どうなるか分からない日本円だけの資産よりははるかに良いですが、運用と言う意味ではあくまでもわき役と個人的には考えています。

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