FXと外貨預金の違いとメリット・デメリット。FXか外貨預金どちらが良いか

「FXをやっています」という話をすると、FXを知らない大半の人は、「危険」、「怪しい」、「ギャンブル」だといいます。

私はすべての人にFXはすすめません。考え方の違いや向き、不向きもあります。

FXに限らず投資すべてにいえますが、もちろんリスクがあります。しかし、正しい知識を得ることでさまざまなモノの見方が変わってきます

今回はFXと外貨預金について考えていきます。特に外貨預金をしている方にはよく考えてもらいたい内容です。




FXはしない、外貨預金はする。という矛盾

「FXは危険」と言ってる人の中には、米ドル建てで積立預金をしている人が何人かいます。

いわゆる外貨預金というやつです。

「なぜ外貨預金をしているのか?」と聞くと、多くの人が「日本は金利が低くて、アメリカは金利が高いからお得」と言います。

確かにその通りです。たぶん、銀行の方に言われたのでしょう。

もちろん、米ドルを持つのが良くないというわけではないです。全てを日本円で持っているほうがよっぽど良くないです。しかし、金利を得るためだけに「外貨預金をするのはおすすめできません。」

外貨預金がおすすめできない大きな2つの理由

1.手数料が高い

外貨預金では、買値と売値が銀行ごとに用意されています。これは銀行のWEBサイトで簡単に確認できます。

11月21日の三菱UFJ銀行だと、買値113.190、売値112.690です。

ほとんどの銀行が似たようなものです。この買値と売値の差が外貨預金の場合の手数料になります。

具体的には、例えば1万米ドルを購入すると仮定します。113万1900円で1万米ドル買うことができます。

その後、まったくレートの変動がなかったと仮定し、保有している1万米ドルを売ります。すると112万6900円で返ってきます。この差の5000円が手数料です。

FXの場合、スプレッドと呼ばれる外貨預金でいう所の買値と売値の差があります。業者によって多少違うものの、同じく11月21日時点で多くの業者が買値112.900、売値112.903です。

この差がFXの場合の手数料になります。同じくレートに全く変動がなかった場合、300円が手数料です。

差額は4700円です。1万米ドル(約113万円)でこれだけの手数料の差が出るのです。

2.金利が抜かれている

現在、米ドルの普通預金の金利はおよそ年0.2%です。これは上記の売買手数料(5000円)がかかることを考えると2年以上預けないとお金が増えない計算になります。

定期預金の金利は、およそ年0.5%です。銀行によっては初回キャンペーンなどを利用すれば年1.5%くらいのものがありますが、それでも1万米ドルを1年預けてさまざまな条件付きで約1万7000円ほどです。

FXの場合、米ドルを日本円で購入すると、外貨預金の金利にあたるスワップポイントがもらえます。1万米ドルで1日50円~80円と業者により幅があります。仮に70円とすると1年で約2万5000円です。11月21日現在70円以上スワップポイントがもらえる業者は複数あります。

※実際には税金が絡んでくるのでもう少し複雑になりますが、わかりやすくするために省略しています。

※FX業者のスワップポイントは日々変動します。

外貨預金がFXに勝てるポイントはないのか?

外貨預金がFXに勝てるポイントを上げるとしたら、日本の金利が外国より高くなった場合です。そのときは、両国の金利差で生まれているスワップポイントがほとんどつかない、もしくはマイナスになるためです。

現状の日本、将来を考えても、金利が高くなるのはかなり考えにくいです。

とはいえ、不安材料があるとすればリーマンショック級に為替の変動があったとき、場合によっては一時的にスワップポイントが無くなる可能性がある事くらいですかね。実際にリーマンショックの時はスワップポイントが一時的にマイナスになりました。

もう一つ、外貨預金の場合はそのまま外貨として使えることですね。FXの場合、あくまでも差金取引になるので、実際の米ドルを保有しているわけではないです。そのため、外国に良くいく方で実際に外貨を使う人は外貨預金が良いかもしれません。

とはいえ、FX業者の中には外貨交換サービスを行っている業者もあり、かなり安い手数料で外貨に交換することができる業者もあります。

FXは危険という誤った認識

基本的には、利息だけをもらうために外貨預金をする場合の外貨預金は完全にFXの劣化版です。しかし、FXは「ギャンブル」、「危険」だと言われます。

なぜそのように言われるのでしょうか?

その原因として、多くのFXユーザーが「金利ではなく為替差益」を狙って短期間に大金を稼ごうと利用しているからです。

メディアでも「一気に資産を増やした人」、「借金を背負った人」のほうが撮れ高があるため、そちらにばかり焦点がいってます。

また、FXが始まった当初は法律の整備があまく悪徳なFX業者もありました。それらが原因でいまだ「FXは危険」という認識がされています。

最後に

FXはその性質から短期トレード、長期トレードさまざまな取引をすることができ、リスク・リターンの調整が自分でできます。

今回は「外貨預金の代わりとしてFXを利用した場合」を想定してみてみました。

実際にはFXはレバレッジをかけることができます。いきなり大きなレバレッジをかけることはものすごく危険ですが、しっかりと理解したうえで少しレバレッジをかけることで年利を上げることができ、外貨預金よりも更に有利に利用することができます。

自分でまったく調べずに「儲かると聞いたから」という理由でFXをやるのはとても危険ですが、銀行の人にすすめられたからという理由で外貨預金をするのは同じくらい危険です。

外貨預金は手数料が高く、金利もよくないです。資産を分散するのは大賛成します。しかし、多く利息がもらえるからという考えの場合での外貨預金はおすすめしません。

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