外国債券とは何か。利回りが高いメリットとリスクがあるデメリットについて確認してみた。

証券会社のサイトでよく紹介されている「外国債券」。年間利回りで米ドル建てで約2%、新興国通貨建てだと5%を超える商品もあります。

日本の個人向け国債の利回りが0.05%(税引き前)であることを考えると、外国債券はとても利回りが高く魅力的に見えます。今回はそんな外国債券について基本的な注意点とメリット・デメリットを簡単に解説していきます。

外国債券のPOINT
  • 外国債券とは一般的には外国の通貨で債券を購入することです
  • 表面上の利回りどおりにいかないケースが多いため注意が必要です
  • 基本的に利回りが高いほどそれなりのリスクがあります
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外国債券とは

まずは外国債券の基本について確認していきます。

外債(がいさい)とは、日本においては、債券(または債券に表示されるべき権利)のうち、狭義には、外国又は外国法人の発行するものをいい、広義には、外国通貨建てで発行されたもの(外貨建債券)や外国の市場において発行されたものをも含む。さらに、日本以外の国を基準として同様のものを指すこともある。外国債または外国債券ともいう。

wikipediaより抜粋

外貨建てで発行された債券を「外国債券」と呼ぶことが多く金利の高いものが多いです。

外貨建て債券(円貨決済型)とは

主に利回りが高い債券は「トルコリラ建債券」や「メキシコペソ建債券」のような外貨建ての債券です。外貨建てというのはその国の通貨で債券を購入するということです。

例えば、トルコリラ建ての場合は「日本円をトルコリラに両替し、トルコリラで債券を購入します」そして受け取る「利子をトルコリラから日本円に両替して受け取り」、最終的に戻ってくる元本も「トルコリラから日本円に両替して」受け取ります。

外国債券のメリット・デメリット

次に外国債券のメリット・デメリットを確認していきます。

外国債券のメリット

まずは外国債券のメリットですが、一番は高利回りな事です。米ドル建て・豪ドル建て・NZドル建てで年間利回りが約2%近くあります。新興国のメキシコペソ建て、南アフリカランド建てになると5%以上、トルコリラ建てだと10%を超えるものもあります。

他のメリットとしては外貨預金・FXなどと同じように外国の通貨を軸としているため、分散投資になる点です。

外国債券のデメリット

高い利回りの多い外国債券ですが、当然それなりのリスクがあります。

為替リスク

外国のお金で購入し、売却するときも外国のお金になります。

例えば1ドル100円の時に1万米ドル分の外国債券を購入したとします。その後満期を迎えて戻ってくるときに1ドル90円になっていたら100万円が90万円になって戻ってきます。

いくら利子が高くてもそれ以上に円高になると元本が大きくマイナスになることがあります。もちろん、反対に円安になると大きくプラスとなります。

高い為替スプレッド

外国通貨を「購入する時」と「売却する時」には差額(スプレッド)があります。手数料みたいなものです。FXの場合は比較的小さいですが、外貨預金や債券ではスプレッドが高い事も多いです。

そのため、年間利回り5%と記載があっても為替レートの変動がない場合は実際の利回りは5%以下になります。

その他のリスク

他のリスクとしては債券なので元本保証がないことです。債券の発行体の所在する国や地域が戦争や災害、あるいは財政破たん、外貨の枯渇といった要因によって利息や償還金が支払われなくなる可能性もあります。

また、外国債券に限らず債券は基本的に償還まで保有することが前提のため高金利です。中途解約もできますが、その際には多額の手数料がかかるケースがあり、「中途解約=損」が前提の商品です。

最後に

外国債券を購入する場合は「高利回り」のメリットと「為替リスク」+「為替スプレッド」などのデメリットを天秤にかけ、保有するのが妥当かどうか考える必要があります。

また、それぞれの通貨でリスクは異なります。メジャー通貨である「米ドル建て債券」は継続的に購入すれば新興国通貨に比べて「為替リスク」を軽減することができます。

また、メジャー通貨の方が「為替スプレッド」も低いことが多いです。もちろん、 米ドル建債券の場合の年利は低くなります(それでも2%近くありますが)。裏を返すと年利5%以上の高金利な商品とはそれだけリスクがあるということです。

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